2010年6月12日土曜日

ファイナルレース

ついにカナダ滞在もあと一日を残すのみとなった。最後なので早起きして朝のお散歩。近くのビクトリア大学の学生寮へ。庭には野うさぎさんがごろごろいる。草を食べたり、伸びをしたり、あまり人間を怖がらない。かわいいものだ。帰りは浜辺を歩く。あるのは、カモメさんの足跡と流木だけ。静かに時が流れていた。朝食を食べてハーバーへ。今日はレース観覧艇に乗る。47フィートのヨットだ。キャビンは豪華で至れりつくせり。ご夫婦で軽々と大型艇を操る。手慣れたものだ。このオーナーはセーリング好き。機走ではなくセーリングでレース見物。ヘルムをとらされた私は、レースの邪魔をしないか気が気じゃない。日本チームは健闘むなしく、少し順位を落とした様子。結果発表は明日のフェアゥエルパーティーまで持ち越された。明日は午前の便の飛行機に乗るので、最終成績を知るのは帰国後のお楽しみとしよう。長いようで短かったカナダ滞在。そして素晴らしいこのパシフィックリムレース。大いに楽しんだ。社会人生活の卒業旅行のよう。2年後のオーストラリアまでに体力も気力も鍛えておかなくては!!














2010年6月11日金曜日

浮上!2位!!!

今日は2回目の乗艇日。レースは追いこんで消化しているので、今日が私にとっての最終レースとなった。本日は4レースを消化。前日までカナダ、アメリカに次いで3位だった。僅差でニュージーランドとオーストラリアが追従している。国際的な草レースといえども、運営はぴか一。風の振れに従って素早くマークを打ちかえる。かなりレベルの高いレース運営だ。日本は今まではブービーメーカーだったらしいので、参加国は皆いい意味で好意的だったようだが、今回は違う。ヨット先進国と五分の勝負ができるのだ。各国の視線を浴びる。本日の初めの3レースは微風、軽風。湾内のショートコースだ。今日もまたしてもバウマン。スピンジャイブをいかにスムーズに決めるかが課題。いくつか失敗もあったが、終盤はノーミスのジャイブワークを見せることができた。第3レースでは待望のファーストフィニッシュ。あともうまくまとめることができた。特に本日最終の第4レースは沖にコースを移して20ノット前後の強風レース。オーストラリアなどはスピンを諦めたが、ジャパンチームはスピンランに挑戦。心配されたジャイブも綺麗に決めた。結果は3位。総合成績では、アメリカを抜いて2位に浮上!!どの国も日本チームの活躍に賛美の言葉をくれた。レースを上がってクラブの芝生で飲むビールの味は最高!夜9時まで明るいので、家に帰ってジントニックを一杯。ジョージア海峡を渡る潮風が極上のつまみだった。










2010年6月10日木曜日

満喫!

今日は公式レイディー。ホストのご夫婦とダウンタウンへ。花の街にふさわしい綺麗な街並みに感激。ATMでお金を下ろす儀式も無事に終了。お世話になったホストにランチをお返しした。オイスターはまあまあだったが、白ワインとシーフードパスタは美味。喜んでいただけただろうか。帰宅して束の間の昼寝タイム。毎週水曜日はクラブレースがあるので体験乗艇。少しは大きい船かなと思ったけれど、割り当てられたのは24フィートのライフライン無しの船。オーナーは大変背が高い。名はサイモンさん。トールサイモンと覚えたら、皆がそういうあだ名で呼んでいた。クルーは3名、中心になる同じ年頃のおじさんはジトリマー、若手がスピントリマー。そしてバウマンのウエンディーは私より10kgは重いヤングレディー。軽々とバウをこなす。私はジブのテーリングとスピン時のガイ担当。慣れないからとコンパニオンウエイに陣取りお客さん待遇かと思えば、ハリヤードのアップダウンに始まり、恐れていた乗り出しのハイクアウトを命じられる。なんてたって、ライフラインがないので、どこにも捕まるところがないので命がけ。それでもお世辞だろうが、グットセンス、グットジョブを連発してくれた。スターボーの声も2度ほど浴びせることができた。最終レグは同型艇と競り合い。下から上せば、すかさずジャイブを入れてくる。こちらも応戦。鼻の差で先着。気持ちのいいレースだった。風は20ノット弱の順風。迷っていたがジェノアを張りきるファイトに感服。船を降りる時に全クルーが良くやったと私の事を誉めてくれた。バウウーマンのウェンディーちゃん曰く、あなたの英語も素晴らしいとのこと。気を良くしていたら、私の日本語より遥かに好くできてるとのお言葉。ちなみに日本語は何を知ってるかと尋ねたら、ヨコハマ、ヤキトリ!!とのこと?!。今日は日本人と乗るより数段楽しかった。これで帰っても悔いは無いかもしれない。それぐらい楽しかった。最高のロケーションと素敵なヨットマン達に乾杯!!やっぱり早期退職して正解!!















2010年6月9日水曜日

三拍子

パシフィックリム(環太平洋)ヨットチャレンジ。名前は壮大だが、とことんの草レースである。なぜならば草レースの条件、一応まじめなレースと参加者の親睦を見事に兼ね備えているからだ。パシフィックリムでは、15レース以上の上下レース、ホームステイによる宿泊、レースに参加しないメンバーのための遠足、この3つを必ず用意している。加えて毎晩のパティーも。今日はメンバーのやりくりの関係でオフの日だった。観覧艇に乗ることも考えたが、いっそ遠足を楽しもうとバスに乗った。カナダはどこの家もガーデニングが盛んだが、それを象徴するようなブーチャットガーデンへ行く。ここはビクトリア一の有名観光地だ、東洋人も多く訪れていたが日本人は我々だけだった。その後ブドウ畑をすり抜けてワイナリーへ。歴史は浅いがなかなかおいしかった。ハーバーに帰ると、日本チームの好成績が伝わってきた。軽風ではハンデが少なく、追い詰めた様子。明日は公式のお休みなので次回は木曜日。次回に乗る私の責任は大きい。頑張らなくては!!














2010年6月8日火曜日

レース初日

今日はレース初日。少し早起きしてハーバーへ。艇長会議なるものがあり、危険個所の確認やローカルルールの説明があった。結構今日は吹きそうだ。午前中は練習、日の丸を掲げて出航!20フィートの小型艇はまるでディンギー。ライフラインも無い。ポジションは、まさかのバウマン。ちゃんとライジャケを着なくては。案の定20ノットの風。スピンは中止になったが、ウイスカポールにて観音張り。スナイプを思い出す。
潮よりも強風が勝ち。穏やかに見えた船は意外と速く。ぶっ飛んでいく。何にもないバウに行くのは恐怖だ。波が無いのが幸い。1レース目はまぐれの好スタート。アメリカ、カナダに次いで3着。ニュージーランドとオーストラリアがそれに続く。幸先の良い初戦だった。実力はアメリカ、カナダが一歩抜きんでて、あとは団子状態。続いて2レース目、だんだん吹きあがり22ノット以上。それでもレースは続く。結構きつい上り,全身ずぶ濡れ。2回目のダウンウインドは慣れたのでウイスカも決まった。それにしても私がバウマンとは。歳を考えるときつい。2周目でトラブル発生。下マークを回ったところで鈍い音。何とスプレッダーがぶっ飛んだ!
即タックして下す。そしてメインダウン。ジブだけでジャイブしてハーバーを目指す。ここであたふたすること無く、自力帆走可能と自信をもって宣言。アビームでハーバーを目指す。この判断はとても高く評価され、グッドジョブと後に各国から誉められた。KCC魂を発揮できたかも。これで今日のレースは終了と気も抜けたが少し安心。 インフレータブルボートに曳かれて帰港。
ところが代わりのスペアボートを用意するとのこと。鞄だけもって、また沖へ送ってもらう。代替え艇に乗り替えたら、もう第3レーススタートの4分前。何がなんだか分からずにスタート。いきなりタックしてきたアーストラリア艇がぶつかるようにしてお尻をなめていく。風はますます上がり25ノットぐらいか。もう体力が限界でヒール潰しが厳しい。軽々船外に出ている国もあるが、ここは慎重にコクピットでヒール殺を殺す。なんとか2周を回り切りゴール。またまた3位。まずは順調なスタート。それにしても昨日までの軽風はどこへ行ったか。帰ってきてスプレッダー事故の報告書書き。英語をしゃべる日本人はいるが書くのは苦手とか。仕方なく昔覚えた商社英語を使って作文。長い待ち時間があった後、審問にかけられる。こんな経験は初めて。部屋に入ると国際審判員がいて事情聴取。ヨットの模型とブイ、風の方向の3種のチップを動かしながら事情説明。事故が起きた時点では4位だったので、それを主張。DNFだったのが救済で4位に浮上。総合3位。もう一つのJクラスは日本人が2位。国別ではトータル3位をキープ。このままで終盤まで行きたいものだ。明日は、メンバー交替で自主的レイディー。サポーター相手の遠足でも行くかな。




2010年6月7日月曜日

オープニング

朝から雨。今日はオープニング行事だけなので助かった。まずはハーバーに行き、ホストのパワーボートでレース海面の視察。結構潮が強い。小島もたくさんあり、別荘が立ち並ぶ。ビルゲイツの島というのがあり、さすがに規模が桁違いだった。ハーバーに帰ってからレクチュアーあり。近辺の浅瀬と潮の流れ、艇のフィティングなどの講義があったが理解度は30%ぐらい。言葉のハンディは大きい。明日かの午前が練習。午後から本戦である。シリーズ16レース中の8レースに乗ることが決定。あとクラブレースに飛び入り参加することになった。クラブレースは水曜日の18時スタート。21時ぐらいまでは明るい。何しろここは北緯48度線、カラフトと同緯度なのだから。 6月6日の出来事。














2010年6月6日日曜日

明日開幕

朝は早く目覚めてお散歩。家の前には鴨がいた。飼っているのではなく池の金魚を狙っているので早速追い払った。家から歩いて1分、芝生の真ん中に湾を眺めるのに格好なベンチが。ハーバーが見下ろせる。こんな素敵な場所は世界に幾つもないだろう。朝食を済ませ、ホストの方に市内案内をしていただく。インナーハーバーというダウンタウンの中心は、まるで英国そのもの。南の岬からは遠くアメリカが見えた。向こう岸はシアトルである。ロッキー山脈が雄大そのものだった。昼食は恒例のサラダとビール。次はヨットクラブへ。各国選手の半数ぐらいが到着済み。我々も早速受付を済ませた。参加はカナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、日本の5カ国。今回はロシアが急遽参加を取りやめた。パンパシフィックの草レースの開幕だ。船は古いデザインだが人気のCal20、もうひとつはレース志向のJ80。日本チームは選手が11名。応援団が10名の計21名。私はCal20チームに所属。5名のメンバーのうち3名が交替で乗る。明日はいよいよプラクティスである。