11月6日 宇都宮の附属小へ。研究会もそれなりに盛り上がったが、面白かったのは懇親会。駅近くのホテルで盛大なパーティーだった。挨拶は長かったが、じりじりと模擬店へ接近。まずはカクテルコーナーへ。宇都宮はカクテルコンテストで常に上位入賞する実力派。町おこしにもなっているみたい。噂の女性バーテンダーではなかったが、キャリア充分のお二人がシェーカーを振っていた。乾杯の発声と同時にカクテルコーナーへ突進!ギブソンに始まりスクリュードライバー、数杯を飲み干すまで模擬店の前を立ち去ることができなかった。続いてはお隣の餃子模擬店。こちらはより有名だ。焼く先からどんどん餃子が消えていく。さすがの私も箸の動きが鈍く、おばさま連にかっさらわれ通し。やっとのことで数切れをゲット。まあ、味は並みだったが、雰囲気効果は大きく餃子の前の行列は途絶えることがなかった。宇都宮の町おこし
は、ある程度の効果を上げてとみた。餃子の味は正直言ってさほどではなく、全国各地の名店に比べれば一段階ランクは落ちる。池袋のナンジャタウンでも行った方が、はるかに美味しい餃子が味わえそう。それでも宇都宮へ降りると餃子が気になるのは何らかの刷り込みが成功してるのだろうか。本題の研究会は、地方の教育実態がわかりカルチャーショックだった。やはり首都圏の教育レベルは格段に高い。どうして地方都市は誤った中央志向をもっているのだろうか。
話変わって7日8日の週末は北の国の玄関、函館行きだった。未来大学という一風変わった公立大学へ。レクチュアーもそこそこに夜の街へ。お刺身はそれなりに美味しかったが、うにの箱の側面にはロシア産と明記されていた。ちょっと興ざめで蟹を頼むことは躊躇した。値段は一人頭3500円と安めだったが、驚くほどでもない。今や流通の進歩と価格破壊の相乗効果で東京でもそれなりの物が食べられると思った。地方のレベルを実感するのは、むしろ酒。お燗の酒を頼んだが、冷めていて飲める物ではなかった。温度計をいれてお燗の温度を見る心遣いはないとみた。
また、生ものは初めは美味しいが、あまり続くと飽きてくるので焼き物など所望したかったが、相手があるので我が儘も言えず、やや欲求不満が溜まった。翌朝はお決まりの函館山登山。左下に見える人工島に20杯ほどのヨットが係留されていた。青函レースなるものにも、一度は乗ってみたいものだ。そうこうしているうちに短い出張は終盤へ。再度はこだて未来大訪問。ここは建物がユニークでスキップフロア、オープンスペース。知らぬ間に異業種の交流が行われるというコンセプトの建物なのだが、開校後年数を経るにしたがい、自分のテリトリーを囲う構造物などができ
てしまい、理想と現実とのギャップをみた思いがした。新興大学は街の外れに出来ることが多く、ここも例外ではない。吹雪の夜など、さぞかし通勤が辛いだろうなと思った。ゆっくり温泉に入る間もなく帰る時間に、お土産など買おうと空港のショップをみたら、あまりにも淋しい。北海道物産展が頻繁に開かれる東京人に対する洒落た土産は見つからなかった。
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