レースに乗った連中は嵐のように去っていった。ここしばらくは、第二の故郷、油壺でのんびり船暮らしと考えていたが、現実はそれほど甘くはなかった。
今朝は、朝なかなか起きない現役学生を叩き起して本格的な整備合宿の開始。隣の湾から船を回して上架。海中に没したレールを使って器用に船を上げる。案の定、船底は牡蠣の養殖場。半日かかって文字通り掻き落とす。その後ペーパーかけ、下地塗り。そこでギブアップ。いくら海の近くで涼しいとはいえ、汗だくになった。船はそれなりに傾斜のあるスロープにいるので、足場が斜めなわけである。そこを登り降りするだけで結構な運動量。ふうふういいながら、時にはよろよろしながら、そして塗料まみれになりながら作業した。船を綺麗にするのは、それなりに楽しいが、やはり体力を使う。
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