2010年9月4日土曜日

人生いろいろ

今日は個展巡りに外出。とても散歩が出来る陽ざしではないので、できるだけ歩かないルートで。武蔵野線に乗り、ずっと東京外周ルートを行く。辺りの風景は良くこんなところに電車が走っているなという山林。それでも新しいショッピングセンターなどがちらほら。千葉県に入り、懐かしいアイ市で下車。教員振り出しの頃勤めた場所だ。バスに乗って市の中心へ。山坂が多いので車無しでは住めないだろう。千葉時代の先輩の個展は写真展。退職されて本格的に作品づくりを。精魂を傾け作品は迫力に溢れ大いなるパワーを感じた。制作に懸かる時間や費用に対して、作品が売れたとしてもちっとも元が取れぬとぼやいていた。1枚5万円なりの作品。少し昔話もして退散。通りがかりで入る素人さんに対しても丁寧に応対している姿勢に立派なものを感じた。会場の市民談話室を出ると瀟洒な喫茶店が。自家製コーフィーリキュールをロックで頂く。千葉県といっても東京との接するこの街は結構文化の香りがする。
地下鉄を乗り継いで、銀座へ。二番目の個展は、元教員であるが既に商業画家としてある程度の実績がある先輩。作家仲間が次々と訪れていた。合間を縫って昔話を少々。作品は、それなりに達者で、生活のほとんどを制作時間に充てていることが見て取れた。エスキースが数点。仕事柄得た子どもとの生活が原点、その象徴のような数点。値段は1枚15万円。写真を撮っている先輩に聞かせたら悔しがるだろうが、画廊付きで商業的に何とかなっているとは、こういう事をいうのだろう。数時間前のと落差を感じつつ屋外へ。日陰を探して歩く。ブーツジョッキの宣伝が眼に入り、ふらふらとビアホールへ。平日の午後なのにすでに客がいる。つまみは何も頼まずに早々に退散。

夜は六本木へ。歩いて行こうかと思ったが、この炎天下。途中まで歩いて詰めはバスに乗った。六本木のパーティーはヨットの先輩事務所で。ビールとワイン攻め。生ビールサーバーを持ちこんでいたが、先ほどのビアホールの生ビールとは全くの別物。ほとんどご馳走ともいえる会費で文句を言ってはいけないが。会話は夏の海の話。それなりに楽しく味わってお開き。2次会も魅力だったが遠方故、お断りする。六本木の街は、昔の店がほとんど壊滅。時代の移り変わりが少し淋しく思えた。
9月2日の出来事

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