2011年3月18日金曜日

運命の日

自転車が復活したので、今日はポスティングのバイトに。前回は車で動いたが、本日は自転車で回る作戦。さすが電動サイクル、急坂も一度も降りずに上がりきった。文明の利器は凄い。車にはね飛ばされるのが怖いので裏道を通る。なにやら半スクラップ化した欧州車がきちんと整列して駐まっていた。自転車を更に進めると割と大きな自動車工房が。ボルボ車メインのクラシックカー屋さんだった。近隣には凝った自動車屋さんが多く散歩が楽しい。
さて、そうこうしているうちにポスティング担当地域に。公園にあるトイレ場所を確認後、北側から東西方向へ舐めるように投函を始める。ポストの形は様々だが、すんなり投函できるものはほとんど無い。一度扉を押し開け、そこにチラシを滑り込ませる。この2アクションを片手でやるとうまくいかぬ。左手で扉を押し、出来た隙間に右手でチラシを入れる。このタイミングが難しく、ちょっとドジってしまうと結構大きな音がしてびくびくしてしまう。アメリカンスタイルのかまぼこ型は扉を開ける音が大きく苦手。犬に吠えられるのはまだいいが、在宅している方からは非難の目で見られたり、断られたり、いずれにせよ歓迎されてないのが良くわかる。教員生活が長かったわけだが、教職は基本的には感謝の言葉をいただく職業。なかなか無いものである。ポスティングに関していえば、一番が郵便屋さん、次が新聞屋さん、あとのチラシ配りは嫌われ者である。有害なチラシでないだけまだましと考えようか。
あれこれあったたが本日は300枚を越える投函をすませた頃、その時はやってきた。ちょっと滑りこませ難いポストで入りそうで入らない形をしていた。門前での滞在時間が長いとはらはらするものだ。やっとチラシを滑り込ませたポストが気のせいか震えているように思えた。こちらの心理状況を反映しているようだと思っていたら、次に、ポスト横の植木がざわざわ。
そして大きな横揺れ。隣の家に食材を届けていた生協トラックのドライバーと顔を見合わせ
「地震だああ!」頭上をみれば電柱、変圧器が大きく揺れている。手に手をとって向い側の駐車場へ。二人でうずくまっているが、なかなか揺れは収まらない。近くのマンションや車から警報が鳴り響いていた。
やがて揺れは収まったので、生協のお兄さんと言葉を交わし、業務復帰。途中で小学校脇を通ったら、集団下校の最中。学校現場は大変だろう。道には何人も人が出てきて立ち話。誰も出てこない家は不在だろうから、その家だけポスティングを続け、早めにバイトを切り上げた。
今晩は都心で会合があったが、武蔵野線は不通。西武線の駅まで行ったが再開の目処は立たないとのこと。ケイタイも通じず、公衆電話に並んで夜の会の中止を連絡。
電車が全て止まってしまったので道路は大混雑。
まだ、この日はそれほどの大事とは思っていなかったが、ケイタイが通じたら香港にいる息子から電話。海外では大変な事態と報道されているらしい。

余震も結構あって、夜中に何度も目が覚めてしまった。
3月11日の出来事。

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