明日からOB会のビッグイベント準備。今日はお通夜ということで、完全休養日の木曜日にも拘わらず、早起きをした。頑張った甲斐あって、昼食前に一通りの格好がついた。いつまで経っても予習は辛いが、仕込みがいい授業は学生の反応もいいので、やる気が出るというもの。さて、夕方の渋滞を考慮して少し早めに家を出る。イベントの買い物があり、100円ショップへ。1軒目でビンゴ!何軒も回らずに目的の物は手に入った。そんな訳で阿佐ヶ谷へは30分以上早着。今日はお薬を貰うのではなくして、通夜への運転手。第3京浜から横浜新道へ。混雑予想はすっかり外れてしまった。以前と比べて道路が格段に良くなったのだ。渋滞で有名な交差点は、ことごとく立体交差に。したがって斎場にも30分以上早着。時間を潰しにコーフィーでも飲むことに。駅前は再開発で見違えるよう。6階のレストランからは左側には江ノ島、右側には限りなく青い海が見えた。こんな素適な場所で海風に吹かれながら人生の終焉を迎えたのは何とも羨ましい限り。昨日まで普通に暮らしていて、椅子に座ったまま冷たくなって朝を迎えたとのこと。式場で献花を済ませお清めの部屋へ。1冊のスケッチブックが目に止まった。丁寧に時間をかけて描かれた本船の絵、海上気象の知識などが隙間無く記されていた。今のコピー機世代が見ると恥ずかしくなるような力作。かつては、皆こういう風に時間をかけて潮っ気を育てていったのかもしれない。便利になりすぎた世の中が失った物は多い。情報は簡単に手に入るが、何故か借り物のような薄っぺらな物が多いような気がする。船乗りとしての大先輩から学ぶことは多かった。しかし、酔うと必ず出てきたお得意の歌「ポパイ・ザ・セーラーマン」や「夕陽に赤い帆」をもう聞くことができないと思うとたまらなかった。ご冥福を祈ります。
5月19日の出来事
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