3月27日の土曜日。目が覚めると同時に起きて旅支度。迷ったあげく、ミニカーで北の国へ。先日スポーツエアクリーナーに交換したら、軽くレッドゾーンまでエンジンは回り、以前は5500rpmが目一杯だったのが6000rpm以上吹くようになった。速度も120km巡航が可能となり、最高速が20kmも上がった。高速の流れには乗れるだろうがエンジンブローが心配。それでも冬靴を履いているのでミニカーに決定。これは正解で旅行中2度の降雪に見舞われた。ミニカーの唯一の欠点はCDカセットがないことで、急遽Bカメラで購入。12V電源がとれるものにした。5時前にスターとしたので外環道を通らず下の道を通り直接東北道へ。仙台の学会へ出張が名目だが、いくつかの目論見が。福島県に入り郡山の手前で途中下車。川のある街、I町へ寄る。文房具店を営む旧友をアポ無しで訪ねる。店はカーナビで一発検索できたのですぐに見つかった。店の向かいにある駐車場に停め開店を待つ。従業員とおぼしき女性が程なく到着。シャッターが開く。しばらくして、ジャンパーを着たオヤジが出てきた。まさかとは思ったが声を掛けるのは止めた。間違えたら恥ずかしいからだ。続いて良く気が利きそうな女将さんがゴミ捨てに登場。あれは奥様に違いないが、店の準備が一段落するまで車中で待機。頃合いを見計らって入店。Mさん、いらっしゃいますかというと怪訝な顔。どちら様ですかと。やはり怪しい風体と見られるのか。名を告げると途端に女将の表情が緩んだ。まあ、遠くからと言う訳で、ケイタイでご主人を呼び出してくれる。驚かせてしまったからか、狼狽しているようで、間違って店にケイタイを掛けるという出来事もあったが、数分してご主人登場。何とさっきのジャンパーのオヤジではないか。何てオヤジになってしまったんだと思わず告げると自分だってそうだろうと、すかさず女将さんが言う。そうかなあ。文具屋さんは新学期準備で忙しそうだったが、我が街を案内してくれる。聞けば幾度にもわたる闘病生活が続き苦労したそうな。その間、店を守ってくれた従業員の方に感謝しつつ、この地で頑張っているとのこと。街を見下ろせる高台に上り愛する郷土を色々と語ってくれた。昔と変わらないのはせわしくタバコをすうことか。今吸っているのに二本目を耳に挟んでいるのが、性格を表していた。これからリフレッシュ休暇に入るとは言い出せずに退散。再会したのは二十年ぶりぐらいだが、元気なようで何よりだった。その後、三春と郡山で用事を済ませ、松島へ。本当は学会のある仙台へ直行しても良かったのだが、ホテルの値段が高かったのもあり、海の見える宿へ。散歩しようとしたが寒い寒い。何もすることがないので仕方なく外へ。レンタサイクルを見つけて海岸をぶらりぶらり。県営ヨットハーバーとは名ばかりで数杯のヨットが浮かんでいるのみ。でも、ロケーションは良さそうだ。あまりの寒さに焼牡蠣の旗に吸い寄せられるように屋台へ。熱燗が腹にしみて旨かった。
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