平日の海

今日はまだ木曜日。いつもならばだらだらと過ごす休養日。でも、今日は朝から海を目指す。仲間の代表としてハーバー探しの旅へ。都内はそれほどの混雑はなかったけれど、第３京浜に乗るまでが問題。道の選択を誤ったか、９０分かかって多摩川を越えた。それからは平日ゆえのスペシャルロード、オービスを気にしながらポルシェ君のアクセルを床まで踏む。スーパーチャージャーが吼える。と言ってもたかだか５４馬力、追い越し車線にいると後ろから煽られる。黄色ナンバーの悲しさか。まあ、日本サイズだと納得することに。
２時間半で壷に到着。細い細い道を下る。こういう時こそ、このミニサイズが本領発揮。すいすいと坂道を下る。

今日は、係留場所についての相談。うまく事が運ぶといいのだが。
ヨットを始めたのもこの壷、もう４０年以上前の話。ふるさとにカムバックがやはり順当かもしれない。グループの人数が多いので、まだ先行きは不透明だが、さてどういう結末になりますことか。


打ち合わせを済ませ、次の訪問先はこじんまりとしたハーバー。昔いた頃と変わらぬ雰囲気なれど、あたりはすっかり様変わり。何でもお魚レストランがメディアに紹介されて以来、ひっきり無しに人が来るとか。平日なのに、いや平日故にか、どこのお店も中高年がぞろぞろと。中でも一番寂れていそうなお店で昼食。メニューを見てそのままサヨナラしようかと思った。高い！何だこれは。最低料金でも２０００円！！リタイア人生には敷居が高すぎた。味はうーん、半額でも文句言いたい。これじゃ悪質観光地だ。すっかり気落ちしながらも、ハーバーで商談。結構がんばって値引きしてくれたが、やはりこの地はけがれ過ぎてる。もしも引越しても決して落ち着けないだろうなあ。即刻却下したかったが１週間後に返事ということで退散した。


明日はK市のナース学校の日なので湘南の海が見える保養所に宿泊。一般よりも２０００円引き、少しは今までの恩典を受けねばね。客はたった３組。その中では最若手。悠々自適の老人達が旅を楽しんでいる様子。まだ老けるには早いといいながら、そういう世代に突入したかと思うとちょっと寂しい。

１１月８日の出来事