2009年8月4日火曜日

前半のゴール!




田子を出て、しばらくはのどかな海。今日もエンジンかと思っていたら、急にいい風が吹いてきた。ジェノアアップ!いや、ウエイト!さらさらと強いブローを感じる。レギュラーセット。まだ軽めの風だ。ところが伊豆半島から遠ざかるにつれてじわじわっと腰のある風が。やっぱりレギュラーで正解か。突如、大きくヒール。風はどんどん上がる。ワンポンリーフ。それでもバシャバシャン。昨日洗濯したばかりなのにまたもやずぶ濡れ。たまらずツーポイントリーフ。28ノットの上り。どうも地形特有の吹き出しのようだ。駿河湾の向こうは霞んでいるのに。案の定、真ん中当たりで風は落ち、リーフ解除。とりあえずワンポンへ。やがてフルセール。落ち着いたので、ちょっとおやつを作る。バナナにヨーグルト。秘密の液体をワンダッシュ!船のおやつとしては上出来か。やがて清水へ入港。ここは立派なハーバー。前半が終わり、しばし逗留。学生さんは一旦、帰宅。電車賃のもったいないオジサンは海上生活。ホームレスと間違われぬようにしなくては。このあと不調だったウインチ修理に挑戦。いいところまで行ったが最後はプロの手を借りた。リギンの調整もしておこう。8月4日の出来事。


石廊越え

今日は久しぶりの晴れ!しかも追い風。石廊崎までの暗礁地帯は慎重に通る。現役さんに一つずつ暗礁の名前を教えるW氏。私も久しぶりでなかなか名前が出てこないが、不思議と形は覚えているものだ。現役と一緒にレクチュアーを受ける感じ。西伊豆へ回ったら一気に無風に、やむを得ずエンジンで走る。西伊豆の風景を楽しみつつ北上。M子だけがナビ練習に忙しい。田子島を大きく迂回し、田子港へ入港。昔はカツオ船の基地として栄えていたそうな。その名もさかな屋食堂というところで昼食。カツオのはらみがあったので注文。冷凍したのをさっと炙るそうだ。これが美味。日本酒が欲しくなったが昼間なのでロックで注文したら。このサイズ。結局かなりの量飲んでしまった。8月3日の出来事。


どしゃぶりスピンラン


波浮で4年生のM子が登場。これで現役は3名に。2年のM君はスキッパー練習。1年のT君は優秀なクルーを目指して頑張る。M子は酔わぬのでナビ担当。大島から下田へは追い風で楽なレグを期待していたが、雨、また雨。時折土砂降り。何で、こう辛いことばかり続くのか?
いい風の中でのスピンラン。オジサン連を含めていい練習になりました。風が上がりスピンダウン。また新しい技をブッシュ名人から教わる。頭でわかっていても、なかなか動きがついていかぬのが歯がゆい。
そうこうしているうちにペリー来航の地。下田に到着。雨がすごくオーニングの中で記念撮影。名人とドナルド&グーフィーは下船。替わりに有能なクルーW氏登場。下田では電気のある暮らし。夜はホットプレートで焼き肉三昧だった。
8月2日の出来事。

無念のレース


朝5時半に起床。まあいつものことだけど。緊迫の7時時報スタート。まずまずの出だしだが、相手のG4はさすがに順風だとぐんぐん前へ行く。G4がまさかのタック。あとで聞けばいい潮に乗ろうとしたとか。どんどん差がつく。この差は少しずつ開く一方。途中、風があがりジブ交換。久しぶりのオジサンクルーはあたふた、ばたばた。それでも仕事はきっちりこなす。そのうちに風が落ちまたジブ交換。

この後セールが破け、信じられないことに洋上ジブ修理。VOLVOオーシャンレースでもあるまいに!また上げ、また下げ、ヘビージェノアもトライ。最後の最後、大島に取っついたら一番恐れていた微風。強い潮は覚悟していたが、風まで落ちるなんて。スタートから9時間頑張って上ってきて、手が届きそうなところにあるゴールのブイまで辿り着けない。ぷかぷか、どんぶりどんぶり波間を漂うのみ。プー無情のタイムアウト。9時間30分の健闘もここまで。今日も潮まみれ。DNFは落ち込む。波浮にアンカリング。趣のある港の風景が慰めてくれているようだった。8月1日の出来事。

三宅に着いた


式根島の野伏港から新島がくっきりと見える。風は北がぶんぶん吹きそう。案の定出たら25ノット以上の洗礼。上り一杯でないのが救い。ますます吹きつのるが、三宅のブランケに入り一段落。今日も全身ずぶ濡れ。風呂が美味しい。先着G4で借りている宿のワゴン車を拝借。島内一周をする。まだ熔岩は多いが、緑もそれなりに。時折硫黄くさいにおいがするのはやむを得ない。島の東側の展望台で一堂記念撮影。明日のレースはまだ北が吹くのか?7月31日の出来事。




上陸

来ました来ました。南の島、ここは南太平洋と言っても通じる海の藍さ。実は東京都式根島。吹の江という入り江にアンカリング。打ったアンカが見えている。気持ちは若い友人2名。海水浴場を目指して上陸。小さな浮き輪に乗ったドナルドとグーフィーの両おじさんは、岸に着いてから崖上りの大冒険をしたとか。結果、真っ暗な入り江で一晩過ごすつもりが港にいれて民宿へいくことに。それが実は大正解。
このあと、北に風が変わり、そのまま入り江にいたら危ないことに。
民宿の畳がうれしかった。明日は、三宅行き。このまま北風が続くかどうか。
7月30日の出来事。まだクルージングは始まったばかり。

辛い夜

7月29日  夜10時の天気図を確認して出航。出だしは追い手で網をかわす。結構吹いている。暗闇を飛ばすのは怖い。やがて船首を伊豆へ向ける。ワンポンリーフ、スピードはあるが斜め世界の始まりだ。波は南なのでうねりを伴いどんどん悪くなる。新入生のT君は苦しそうにはき始めた。新人さんには辛い海だ。ざぶんざぶんと波に当たりスプレーを浴びっぱなし。これで一体何時間進むのだろうか。夜はなかなか明けない、2時3時一番辛いころだ。ワンポンリーフでも辛くなり、たまらずツーポンリーフ、28ノット平均の風。時折30を越す。ヨットは頑丈だが、人間は弱い。弱音を吐きたくもなる。やがて空がうっすら明るくなってきた。4時半を過ぎた。このころから猛烈な霧が発生。どんどん視界が悪くなる。1マイルどころか500m先もわからない。突然左舷に何かが見える。コンテナヤード?こんなところに!大井埠頭でもあるまいに。現役に何もありませんよとたしなめられる。疲れて幻覚を見たようだ。これで果たして第一の目的地、式根島まで行き着けるのか。一旦稲取にいれて休憩と真剣に考えていたらブッシュ大先生、おまえは何のために来てる!と一喝!ひたすら我慢の上りが続く。そのうちに伊豆半島が見えだす。伊豆にとっついたら、ひたすら南下。このころから風も安定。爽快な上りが続く。潮に押されてずんずん南へ。稲取はかわせず一旦タック。あとはすいすいと式根を目指す。夜の悪夢がウソのような、滑るようなセーリング。辛い悪夢は吹き飛んだ。