2010年4月5日月曜日
一杯のたぬきそば
今朝も寝直し。そろそろ自由人になったことを自覚するようになった。外は雨。不要品をヤフオクに一気に出そうと企んでいるが、この雨ではねえ。ケーブルテレビで昔の名画を見出すと止まらないので勇気をもって布団から出る。実際は腹が減ったのである。来週から始まる非常勤の授業準備もせねばならぬが、昼間から机の前に座るのはどうも気が進まぬ。配達してもらった灯油代を支払う用事もあったので近所の商店街を散策。傘をさしてオジサンが一人散歩。やはり格好が付かない。散歩の供が必要かもしれない。近所にコンビニやスーパーが無い代わりに個人商店は多い。老人が多い土地柄だからか。外食店も少ないが、蕎麦屋に入ってみた。予想通り老夫婦が経営。作るのが奥様、旦那は配達が主な仕事のよう。シンプルにかけそばと思ったが、次のグレードにした。たぬきか?きつねか?迷ったがたぬきに。先日出会ったタヌキがまだ頭の中で画像として残っている。別にタヌキを食す訳ではないが、なぜか親近感が。お値段は一杯530円なり。がらんとした店内を考えると一体、一日にいくら利益があがるのか。人ごとながら心配になってきた。味はまあまあ、どこか家庭的。野菜もたっぷり入っているのに加えてミニサラダが付いていた。チェーン店ではこうはいかぬ。関係業界から貰ったと思われる古い室内温度計の割れがセロテープで補修してあったが、掃除は良く行き届いていた。団地に若い人が多く住んでいた頃は繁盛していたのであろうが、店を閉めるのもそう遠くはないかもしれない。外の雨は冷たく降り続いていた。
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