2010年4月20日火曜日

パワー切れ

今日はレース!久々でからだが動くか心配。朝8時と言われてハーバー、と言っても単なる岸壁だが、に到着。見慣れた船の前で待つ。壺の名艇DHは館山に来てALと名を変えた。待つことしばし、誰も現れない。8時半にやっと一人登場。私よりちょっと年上の小柄な初老の紳士だ。聞けばALの共同オーナーとか。良さそうな方がパートナーになり、オーナーのT氏も安心してるだろう。やがて、オーナーT氏到着。助っ人のヨット名人I氏も登場。I氏は壺でDHに乗っていたが、千葉に移り住んで、また艇に再会したという不思議な縁の持ち主。あと誰が来るのかなあと思っていたら、これで終わりとのこと。4人じゃ辛かろう。とにかく出航。いい北風が吹いている。コミテッィーは不在で時報スタート。どの艇もストップウォッチを持っている。聞けばゴールも自己申告だそうな。全部で7杯。艇は古いが気合いは入っている。今年度の初戦なので気迫も尚更だろう。まずまずのスタート、しばらくして艇団をリード。いい風に恵まれたのとI名人の力で、どんどん後ろとの差を広げていく。湾内のレースかと思えば大房岬の沖のブイを回るセミロングコースだった。行きは上り上りでタックタック。オーナー両氏は非力でウインチが巻けない。従って私の専業となった。数回はいいが、やがて掛け声だけでシートは入って来ない。遅いと言われるが息切れしてしまう。そうこうしている内にマーク回航。回りの景色を楽しむ余裕はない。ダントツのトップ回航。久々の体験で気持ちがいい。何十年ぶりだろうか。ところが帰りが問題。ゴールはしっかり風下だ。スピンの装備はなく、ジェネカーを張るという。しかもクルージング使用なのでジャイブのセットをしていない。I名人も迷うが、とにかく揚げる。さらに加速するがメーターが動いていないのでスピードは不明。後ろの艇がスピンを揚げ出した。ジェネカーは横走りをするのでかなりの遠回りをする。ジャイブが打てないのが致命傷。一度ジブに張り替えてジャイブし再度ジェネカーを揚げるというI名人の提案だったが、クルーの練度を考えてジェネカーのみ落として揚げ直すことを提案。これが意外と手間取り命取りとなった。この間に後続艇2杯に抜かれる。最後は風が変わりジブを揚げ、風道を見つけ1杯は抜きなおす。このジブ揚げが大変だった。少ない人数なのでひっかかると前へ行き、またマストへ戻りといった具合。たった2時間半のレースでもパワー切れを起こしてしまった。少し基礎体力を付けねば。それでも心優しきオーナーは上位に入賞出来て大満足。こちらもトップの回航、最後の追い上げなど満足満足。みかん研究家のオーナー宅に用事があって立ち寄ったら、みやげにダンボール箱一杯の甘夏と檸檬をいただいた。無農薬の皮は夜のカクテルとなった。4月18日の出来事。

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