西海岸といえども久しぶりに乗る国際線は長かった。うとうとしながら日本時間の午前2時に到着、こちらは昼前である。心配した雨は上がっていたのでTAXIを使わず、ゆりかもめのような無人列車で都心を目指す。途中いくつかハプニングはあったが、なんとか無事にホテルに着いた。最後は重い荷物をふたつごろごろしながら、だらだら坂を1キロほど上った。GPSも無事に位置をとらえた。日本にある現在地をどんどん拡大し、太平洋を越えたところで衛星が現在地をとらえた。宇宙と交信した実感があった。ホテルは信じられない広さ。住めそうだった。これで1泊7000円なり。目的のひとつ北米最大の船具屋さんへ。日本の半額近いとついつい買いすぎてしまう。月収の半分の買い物を一度にしてしまった。といってもかつての5分の1ぐらいの月収しかないのだが。昔のN船具のつもりで、たくさん買ったから負けてと交渉したが駄目で、むしろゴールド会員になってクーポンをもらえと言われた。25ドルも年会費がかかるというので丁重に断った。ケチな東洋人が来たと思っただろう。そんなわけで明日のバイクレンタルは天気が怪しいという口実で断った。楽しそうだが、値段がレンタカーの倍するし、目の前でバイクが白バイに捕まったのを見たりしたからだ。カナダも法治国家のようで安心した。買い物が思いのほか、かさんでしまい、手も心も重くなりながら歩いていたら素敵なヨットハーバーが。お腹も空いていたのでヨットが見えるレストランのテラス席にふらふらと腰かける。愛想の良いお姉さんが注文を取りに来た。お勧めを聞くとフィッシュ&チップス!1回ぐらいはと思って頼んだら巨大なこと。明日からサラダを頼もう。そこは島になっていてヨットの展示場になっていたのだ。どうりできれいなヨットばかりだった。日本では車はよく店先に並んでいるが、こちらはヨットか。文化とスケールが違う。帰りは島から小舟で渡る。3ドルなり。操縦するお姉さんの着艇が見事だった。上陸し坂を上がると、じきにホテルが。カーナビが立派に働いてくれた。部屋に入ったら、ガラガラとまだ洗濯機が回っていた。慌ててとめるが機械が冷めるまで扉が開かぬ。XLのシャツがMサイズに縮んでいた。6月1日の出来事。
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現地リポート楽しみにしてます
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