2010年6月8日火曜日

レース初日

今日はレース初日。少し早起きしてハーバーへ。艇長会議なるものがあり、危険個所の確認やローカルルールの説明があった。結構今日は吹きそうだ。午前中は練習、日の丸を掲げて出航!20フィートの小型艇はまるでディンギー。ライフラインも無い。ポジションは、まさかのバウマン。ちゃんとライジャケを着なくては。案の定20ノットの風。スピンは中止になったが、ウイスカポールにて観音張り。スナイプを思い出す。
潮よりも強風が勝ち。穏やかに見えた船は意外と速く。ぶっ飛んでいく。何にもないバウに行くのは恐怖だ。波が無いのが幸い。1レース目はまぐれの好スタート。アメリカ、カナダに次いで3着。ニュージーランドとオーストラリアがそれに続く。幸先の良い初戦だった。実力はアメリカ、カナダが一歩抜きんでて、あとは団子状態。続いて2レース目、だんだん吹きあがり22ノット以上。それでもレースは続く。結構きつい上り,全身ずぶ濡れ。2回目のダウンウインドは慣れたのでウイスカも決まった。それにしても私がバウマンとは。歳を考えるときつい。2周目でトラブル発生。下マークを回ったところで鈍い音。何とスプレッダーがぶっ飛んだ!
即タックして下す。そしてメインダウン。ジブだけでジャイブしてハーバーを目指す。ここであたふたすること無く、自力帆走可能と自信をもって宣言。アビームでハーバーを目指す。この判断はとても高く評価され、グッドジョブと後に各国から誉められた。KCC魂を発揮できたかも。これで今日のレースは終了と気も抜けたが少し安心。 インフレータブルボートに曳かれて帰港。
ところが代わりのスペアボートを用意するとのこと。鞄だけもって、また沖へ送ってもらう。代替え艇に乗り替えたら、もう第3レーススタートの4分前。何がなんだか分からずにスタート。いきなりタックしてきたアーストラリア艇がぶつかるようにしてお尻をなめていく。風はますます上がり25ノットぐらいか。もう体力が限界でヒール潰しが厳しい。軽々船外に出ている国もあるが、ここは慎重にコクピットでヒール殺を殺す。なんとか2周を回り切りゴール。またまた3位。まずは順調なスタート。それにしても昨日までの軽風はどこへ行ったか。帰ってきてスプレッダー事故の報告書書き。英語をしゃべる日本人はいるが書くのは苦手とか。仕方なく昔覚えた商社英語を使って作文。長い待ち時間があった後、審問にかけられる。こんな経験は初めて。部屋に入ると国際審判員がいて事情聴取。ヨットの模型とブイ、風の方向の3種のチップを動かしながら事情説明。事故が起きた時点では4位だったので、それを主張。DNFだったのが救済で4位に浮上。総合3位。もう一つのJクラスは日本人が2位。国別ではトータル3位をキープ。このままで終盤まで行きたいものだ。明日は、メンバー交替で自主的レイディー。サポーター相手の遠足でも行くかな。




1 件のコメント:

ABURATUBO さんのコメント...

さすが大和魂
明日も頑張ってください!