2012年4月13日金曜日

長い旅は始まったばかり

船出の準備は結局、午前2時過ぎまでかかってしまった。荷造りも手抜き、その事は後で後悔する種となってしまった。O大の授業は遅刻は許されぬ。緊張して6時前に起きてしまった。二度寝するのが怖くて、そのまま発進!朝飯抜きで出たので、久々にKM駅の立ち食い蕎麦屋へ。ここは、蕎麦は注文を受けてから茹でるこだわりの店。天ぷら、おにぎりもうまい。興味深いのは、朝から缶ビール、熱燗など、早朝おじさん飲み屋健在、と言っても性悪のノンべはいない。一杯飲んで蕎麦を食べる健全な客ばかり。
O大の授業もそこそこにヨコハマヘ。準備をあれこれ済ますうちに大雨となった。結局、夜明けを待って出航。静かな東京湾を船は航く。実は静かなのは東京湾だけだった。朝飯の茶碗洗いを海水で行っていたら、やたらと船が揺れる。どうしたことかとみれば、前方から大きなうねりが。これが約30時間ほど続いた。こんな悪い波は滅多にみない。最初から試練、試練。途中、いくつかトラブルもあり、その度にバウへ。全身ずぶ濡れ、合羽は着てるが滅法寒い。しまった沖縄と聞いて薄着仕様で来たのが大失敗。この後、天気が好転することを望むしかない。20年ぶりの船酔いを経験し、意気消沈。長い夜のワッチは寒さも手伝い本当に辛かった。そうこうしているうちに、船は1日半かかって紀伊半島へ。

尾鷲という天然の良港に入港。現金なもので、陸に一歩上がった途端、船酔いの苦しみは吹き飛んでしまう。これが、性懲りも無くヨットを続けている原因だろう。雨の名所、尾鷲はやはり雨模様だった。

4月11日から13日に掛けての出来事

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