四国から九州へのナイトランは吹かれ波悪く大変だったが、南国宮崎の油津という港は落ち着いた良港だった。何よりも日差しの質が違う。更に南に船を進めるべく夜明け前に眠い目をこすりながら船出した。夜の海は依然として冬だった。やがて太陽が顔を出し、やっと平和な日和に。横から受ける潮は2ノット以上。それでも黒潮の本流に比べれば子どもといったところか。豪華な船上イタリアンランチを堪能しているうちに第一の目的地、種子島に到着。久しぶりの槍付けだったがベテラン勢は難なくこれをこなした。
オーナー待ちをする間に島内観光をすることに。もう、すっかりクルージングモードである。市内にはお魚のオブジェがあちらこちらに。アーティストと市民のコラボらしく幼稚園や商店、本当に街中に可愛いお魚が泳いでいたが、同行の先輩諸氏にとっては、さほどの関心の対象ではないらしい。我が国の経済界をリードしてきた諸氏にとっては優先順位が違うのだろうか。ここにアートが育たぬ体質をみたと言ったら言い過ぎだろうか。
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