「何で時計がいくつもならんでいるのかなあ?おかしいなあ?」
時々、早口の英語とフランス語でアナウンスが入る。どうやら列車の遅れを言っている様子。遅れは一向に縮まらず、むしろひろがっているに違いない。分かり難いことに東に進むにつれて1時間ずつ時計を進めるようだ。太平洋時刻から始まり、山岳、中央、東部、大西洋とカナダ国内だけで5つの時刻が存在する。時計を進めるとともに車窓の風景も変わっていくのだ。
今、どこを走っているのか少々不安になる。それというのも駅でもないところで、突然停車し、なかなか動き出そうとしないことがしばしば起こる。
どうやら貨物列車の待ち合わせをしているみたい。それもどの編成もかるく100両を超える連結。主体は貨物線の大陸横断鉄道、ほぼ完璧な単線。武蔵野線が近代的にみえる。
「あっ、地図の上に大きな湖が出てきたぞ」
「待ちに待った5大湖に接近だ。残り2000kmを切ったぞ」
日本から持参したカーナビ君がこんなところで役に立つとは。
ロッキー山脈、大平原、と来て その次は湖沼地帯の始まりです。
8月15日の出来事。
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