ここは摩周湖の近く弟子屈町。後輩のTI君の棲家。D型と呼ばれるかまぼこ倉庫の屋根は赤白ストライプ。ヘリコプターを所有していた次代の名残だが、遠くからでも一目で所在がわかるというもの。これを見つければ迷子になることはない。
それにしても、朝はいつも深い霧の中。気温は20度に達しない。寒い!
テレビのニュースは日本列島が猛暑と告げているが、ここにいると信じられない。ヨットを出す予定だったが、これでは諦めざるを得ない。水はもっと凍えるほど冷たいのだ。
そういう中、元気に水遊びをする愛犬ロッキー君。狩猟犬なので、何かを投げると、瞬く間に飛び出し水しぶきを上げる。何度でも飽きることがない様子。さすがに本能というものは凄い。嬉しそうに跳ね回る。都会では大型犬は飼えないなあ。
北の国最終日は、湿原を横目で見ながら一路南下。1時間半ほどで終着
の釧路に到着。総走行距離は850kmあまり。ゆっくりゆっくり回ったのでそれほどの疲労感はない。渋滞も無く、涼しい気候は快適そのもの。
多くのライダーが訪れるわけだ。北海道では、なぜかライダーがすれ違うと手を上げてサインを交わす。次の町まで何もない不安感もあるのだろうか。痛くて肩まで上がらぬ左腕を何度も持ち上げなくてはならなかったが
きっといいリハビリになったに違いない。
さて、本州へ戻った時の酷暑に耐えられるかどうか。
長いようで短い夏の休日は終わりを迎えた。
2013年8月7日水曜日
雨に追いかけられて
北の国の朝は涼しい。22度と快適な温度。だけど、昨晩は虫に悩まされた。少しでも窓を開けていると網戸の隙間から容赦なく小さな羽虫が侵入。なかでも「ヌカムシ」というやつが刺すので始末が悪い。虫と格闘した一晩だった。まあ、熊が侵入するよりは良かったと思うことにしよう。宿の近辺は熊さんの出没地帯。また蝦夷ジカも多くいて、バイクと衝突し死亡事故もあったとか。夕方以降は走らぬ方がいいとアドバイスを受けた。
北海道にも不順な天候がやってきたようで、各地に落雷注意報が発令されている模様。
少し早起きし、といっても「じぇじぇじぇ」を観終わってから発進。昼過ぎには目的地に到着。午後はのんびりと昼寝。ヨット仲間との旅の生活様式はクルージングそのもの。
北海道の連中は良く飛ばすので、どんどん追い越される。峠道でもダンプが凄い勢いでぶっ飛んでくるので、はらはらドキドキ。
今日の後半は安全策をとって、高速道路を利用した。
思いのほか料金は安く、ETC割引で1000円と表示されていた。
高速道は交通量が極めて少なく走り易い。信号が無いのはストレスが溜まらずにいい。
風を切りつつ、今日は200kmぐらい走った。
家を出てからの総合計は600kmに届きそう。
給油は3回したが、15リッターぐらいしか食わないので
燃費はリッター40kmにも届きそう。2000回転で流しているので
好燃費なのだろう。
この旅の大きな目的地、十勝千年の森に到着。
幣のフィールドを探すが、敷地の一番奥だとか。
バイクから降りると急に暑くなるので、躊躇したが、ここまで来て帰っては来た意味が無い。という訳で炎天下の中、20分ほど散歩。
小高い丘の上にそれはありました。
真ん中に植えた木は6年目。それなりに育っていたが、まだ小さいので下のオブジェは良く見える状態。これが何年か経つと木に下に埋もれていくのだろうか。まあ、それも見ることは出来ないだろうが。自分の作品が確かにあるのを実感するのは、気持ちいいものだった。
8月7日の出来事。
2013年8月6日火曜日
更に北へ
都会は華やかだが、やはり疲れる 。高速道路に入り、一気に北上。南風が強く、お尻を持っていかれるので、80kmで安全運転。このスピードだとダンプに次々と抜かれ、時折襲って来る飛び石がシールドに当たる。
旭川との中間地点、美唄で高速を降りた。ここは、かつては炭鉱の町として栄えたところだが、今は静かな田舎町。安田侃さんという彫刻家が廃校をギャラリーに変え、アートの発進基地としていた。
NPO化されていたが、受付も、野外彫刻のメンテも、若い人の手によりなされていた。北海道へ来て気づいたのだが、実に若者が多い。東京は完全に高齢化社会が完結しつつあるのに比べ対照的だった。
さらに、北へ。日本一真っ直ぐな道路は走っていて退屈だ。しかも徐々に暑さが増してくる。石狩川沿いに走るとやや涼気がやってくるが、信号が多く、停まる度にダンプの排気ガスを吸うのには閉口した。

やって来ました。大きな盆地の旭川。思いのほか小規模な木工工房では若者が製作に励んでいた。ギャラリーのある地区は北の嵐山と呼ばれる落ち着いた地区。あまり入り込むとバイクでのUターンが恐いので中間地点でバック、街の中心へ向かう。日本では珍しいロータリーが街の中央にある。ホテルにバイクを置き市内散策。
ここは氷点の街。海外からの観光客が記念館には多く、働いている方も含めて独特の三浦ファンがいることを実感した。
最後にご存知、ご当地ラーメンを。知名度は高いが、札幌を含めて味のレベルは20年前のまま。むしろ東京のラーメン屋の精進ぶりを褒めるべきなのだろう。
明日は美瑛の丘を南下の予定。
雨が降らぬか、ちょっと心配。
8月5日の出来事。
旭川との中間地点、美唄で高速を降りた。ここは、かつては炭鉱の町として栄えたところだが、今は静かな田舎町。安田侃さんという彫刻家が廃校をギャラリーに変え、アートの発進基地としていた。
NPO化されていたが、受付も、野外彫刻のメンテも、若い人の手によりなされていた。北海道へ来て気づいたのだが、実に若者が多い。東京は完全に高齢化社会が完結しつつあるのに比べ対照的だった。
さらに、北へ。日本一真っ直ぐな道路は走っていて退屈だ。しかも徐々に暑さが増してくる。石狩川沿いに走るとやや涼気がやってくるが、信号が多く、停まる度にダンプの排気ガスを吸うのには閉口した。
やって来ました。大きな盆地の旭川。思いのほか小規模な木工工房では若者が製作に励んでいた。ギャラリーのある地区は北の嵐山と呼ばれる落ち着いた地区。あまり入り込むとバイクでのUターンが恐いので中間地点でバック、街の中心へ向かう。日本では珍しいロータリーが街の中央にある。ホテルにバイクを置き市内散策。
ここは氷点の街。海外からの観光客が記念館には多く、働いている方も含めて独特の三浦ファンがいることを実感した。
最後にご存知、ご当地ラーメンを。知名度は高いが、札幌を含めて味のレベルは20年前のまま。むしろ東京のラーメン屋の精進ぶりを褒めるべきなのだろう。
明日は美瑛の丘を南下の予定。
雨が降らぬか、ちょっと心配。
8月5日の出来事。
2013年8月5日月曜日
SAPPORO
雪に閉ざされた2月から半年、全く辺りの風景は様変わりしていた。
緑が多いのは想像できたが、それよりも花、花、花、。花壇には、マリーゴールド、ラベンダー、ミニヒマワリが彩を加えている。建物の周りの厚かった雪の下には小さな草原が出現。この季節にタンポポが咲き乱れていた。
8月に入ったというのに、北の国の大学は大賑わい。カキ氷屋台などあるので何事かと思えば、この日は受験生向けのオープンキャンパス開催日。満員の大型バスから親子連れが降り立つ。
緑が多いのは想像できたが、それよりも花、花、花、。花壇には、マリーゴールド、ラベンダー、ミニヒマワリが彩を加えている。建物の周りの厚かった雪の下には小さな草原が出現。この季節にタンポポが咲き乱れていた。
8月に入ったというのに、北の国の大学は大賑わい。カキ氷屋台などあるので何事かと思えば、この日は受験生向けのオープンキャンパス開催日。満員の大型バスから親子連れが降り立つ。
都心へ出れば、屋外ビアガーデンがおお賑わい。とにかく若い人が多いので飲み方も豪快。この街に老人はいないのか。
翌日は、高いタワーから市内を見渡す。360度の展望。有料観覧なのだが、何も見せなくてもシニア料金のチケットをくれた。やはり、ここでは、老人が珍しいのだ。
さて、街での休日は終了。明日からアイアンホースは更に北を目指す。
8月3日から4日に掛けての出来事。
2013年8月4日日曜日
北の国へ
何だ、この暑さは。毎日がサウナ状態。何回シャワーを浴びても直ぐに汗、汗、汗。
待ち焦がれた北の国へ向けての旅立ちの日。
ヘルメットをかぶるだけで汗がしたたり落ちる。都内の渋滞がまた曲者。いっせいに夏休みモードに入ることもあって、どこへ行っても車の列。すり抜けも恐いので、ひたすら我慢してノロノロと。
集合場所へ着く前に給油を促すランプが点滅。
しまった出発前に入れておくのだった。スタンドのお姐さんに、荷物降ろすのに時間が掛かりますと断ってから給油。満タンにするのもどうかなと思ったので15リッターお願いしますと告げ、トイレへ。戻ってみたら12リッターしか入りませんとのこと。タンク容量が15リッターぐらいなのだろう。改めて燃費の良さを知らされることに。
さて、船に乗り込み、船室に案内されれば、ベットの上に素敵な毛布たたみが。
これぞ、シーマンシップ!身が引き締まる思い。
深夜出航、羽田の先までは起きていたが風の塔を越した辺りでベットへ。明るくなったので起きてみればおおきなうねりが。本船の揺れは独特なので、酔いそうな予感が。こういう時は、ひたすら寝るのが一番。食って寝ての繰り返し。一気に体重が増えそうな予感。
ローロー船は順調に北を目指す。それにしても北の海はほとんど船影が無い。西へ行く航路とは大違いだ。
見えるのは海また海。何回も往復していると、今は北上しているのか南下しているのか判らなくなることもしばしばとか。
途中のランドマークは、犬吠と金華山、あとは陸地とは縁がない
いるかの家族に時々会う程度でトビウオも飛んでいない平和な海。
平均18ノットで航海していくが、全く何も視界に入らないのは退屈なもの。DVDを借りてきて映画三昧、知らぬうちにコックリしていて、何回か見直してやっと全編を見る。自宅にいるのと基本的に変わらぬ過ごし方。
大きなうねりさえなければ海にいる実感は乏しいというもの。
最後の陸地接近ということで操舵室へ。鯔が埼をぎりぎり日没前に通りランドホール。この先はじぇじぇじぇの舞台だが、陸地にほとんど灯りはない。時折灯台の火と、イカ釣り船のライトが見えるだけ。
最後の一眠りが開けると北の国の玄関口、苫小牧に到着。
いよいよアイアンホースの旅の始まりだ。
それにしても寒い、1枚、2枚と重ね着をする。止まればそれなりに暑いのだが、走り出すとまだ春の気候。天気が良いのだけが嬉しい。これで雨でも降った日にゃ、寒さに震える道中となるだろう。日ごろの行いが良いと認めてくれることを願おう。
無事に札幌に到着。
8月1日から3日に掛けての出来事
待ち焦がれた北の国へ向けての旅立ちの日。
ヘルメットをかぶるだけで汗がしたたり落ちる。都内の渋滞がまた曲者。いっせいに夏休みモードに入ることもあって、どこへ行っても車の列。すり抜けも恐いので、ひたすら我慢してノロノロと。
集合場所へ着く前に給油を促すランプが点滅。
しまった出発前に入れておくのだった。スタンドのお姐さんに、荷物降ろすのに時間が掛かりますと断ってから給油。満タンにするのもどうかなと思ったので15リッターお願いしますと告げ、トイレへ。戻ってみたら12リッターしか入りませんとのこと。タンク容量が15リッターぐらいなのだろう。改めて燃費の良さを知らされることに。
さて、船に乗り込み、船室に案内されれば、ベットの上に素敵な毛布たたみが。
これぞ、シーマンシップ!身が引き締まる思い。
深夜出航、羽田の先までは起きていたが風の塔を越した辺りでベットへ。明るくなったので起きてみればおおきなうねりが。本船の揺れは独特なので、酔いそうな予感が。こういう時は、ひたすら寝るのが一番。食って寝ての繰り返し。一気に体重が増えそうな予感。
ローロー船は順調に北を目指す。それにしても北の海はほとんど船影が無い。西へ行く航路とは大違いだ。
見えるのは海また海。何回も往復していると、今は北上しているのか南下しているのか判らなくなることもしばしばとか。
途中のランドマークは、犬吠と金華山、あとは陸地とは縁がない
いるかの家族に時々会う程度でトビウオも飛んでいない平和な海。
平均18ノットで航海していくが、全く何も視界に入らないのは退屈なもの。DVDを借りてきて映画三昧、知らぬうちにコックリしていて、何回か見直してやっと全編を見る。自宅にいるのと基本的に変わらぬ過ごし方。
大きなうねりさえなければ海にいる実感は乏しいというもの。
最後の陸地接近ということで操舵室へ。鯔が埼をぎりぎり日没前に通りランドホール。この先はじぇじぇじぇの舞台だが、陸地にほとんど灯りはない。時折灯台の火と、イカ釣り船のライトが見えるだけ。
最後の一眠りが開けると北の国の玄関口、苫小牧に到着。
いよいよアイアンホースの旅の始まりだ。
それにしても寒い、1枚、2枚と重ね着をする。止まればそれなりに暑いのだが、走り出すとまだ春の気候。天気が良いのだけが嬉しい。これで雨でも降った日にゃ、寒さに震える道中となるだろう。日ごろの行いが良いと認めてくれることを願おう。
無事に札幌に到着。
8月1日から3日に掛けての出来事
思いがけないクルージング
この夏は北の国へ出かけるので、クルージングはお休みのつもりだったんだが…名人より、急なお呼び出しがあって島へ出かけることに。
O大の授業が終わるやいなや新幹線に飛び乗って伊豆の終着駅へ。都会の熱気から逃れられるだけでもいいというもの。
出航してみれば、夏だというのに東風。そこそこの風が吹いており一路島を目指す。
強い潮に悩まされながらも、無事に神津に到着。
岸壁に降りた途端、熱気が襲ってきた。
民宿でたかべを堪能、暑くて寝られない。
翌日は大島へ。視界が極めて悪く、新島を1マイル程度離してなめて北上するが、見えているのは海岸だけ。利島も靄の中、結局見えずに大島へ。
このクルージング最大の呼び物、寿司の登場。
うーん、特別ゲストゆえの特別メニュー。
滅多に食べられぬもの。
ちょっと酒が進みすぎて早々にダウン。
さて、最終日は一路北上、時には4ノットにも達する潮の乗っかり順調に進む。右手前方に怪しい水しぶき!
クジラだ!!それも3、4、5頭もいるだろうか。
近い、先日の衝突事故が頭の中をよぎる。潜水し、いきなり浮上、ガーンでは済まされない。
やがて後方で潮吹きが。何とかカメラにおさめることができた。
ジャンプした姿から想像するに、小型のクジラではあるが捕鯨規制で数が増えているのでなければいいのだが。
3泊3日のプチクルージングはこれにて終了。本格的な夏休みまであと一歩となった。
7月終盤の出来事。
O大の授業が終わるやいなや新幹線に飛び乗って伊豆の終着駅へ。都会の熱気から逃れられるだけでもいいというもの。
出航してみれば、夏だというのに東風。そこそこの風が吹いており一路島を目指す。
強い潮に悩まされながらも、無事に神津に到着。
岸壁に降りた途端、熱気が襲ってきた。
民宿でたかべを堪能、暑くて寝られない。
翌日は大島へ。視界が極めて悪く、新島を1マイル程度離してなめて北上するが、見えているのは海岸だけ。利島も靄の中、結局見えずに大島へ。
このクルージング最大の呼び物、寿司の登場。
うーん、特別ゲストゆえの特別メニュー。
滅多に食べられぬもの。
ちょっと酒が進みすぎて早々にダウン。
さて、最終日は一路北上、時には4ノットにも達する潮の乗っかり順調に進む。右手前方に怪しい水しぶき!
クジラだ!!それも3、4、5頭もいるだろうか。
近い、先日の衝突事故が頭の中をよぎる。潜水し、いきなり浮上、ガーンでは済まされない。
やがて後方で潮吹きが。何とかカメラにおさめることができた。
ジャンプした姿から想像するに、小型のクジラではあるが捕鯨規制で数が増えているのでなければいいのだが。
3泊3日のプチクルージングはこれにて終了。本格的な夏休みまであと一歩となった。
7月終盤の出来事。
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