2013年8月4日日曜日

北の国へ

 何だ、この暑さは。毎日がサウナ状態。何回シャワーを浴びても直ぐに汗、汗、汗。
待ち焦がれた北の国へ向けての旅立ちの日。
ヘルメットをかぶるだけで汗がしたたり落ちる。都内の渋滞がまた曲者。いっせいに夏休みモードに入ることもあって、どこへ行っても車の列。すり抜けも恐いので、ひたすら我慢してノロノロと。
集合場所へ着く前に給油を促すランプが点滅。
しまった出発前に入れておくのだった。スタンドのお姐さんに、荷物降ろすのに時間が掛かりますと断ってから給油。満タンにするのもどうかなと思ったので15リッターお願いしますと告げ、トイレへ。戻ってみたら12リッターしか入りませんとのこと。タンク容量が15リッターぐらいなのだろう。改めて燃費の良さを知らされることに。
さて、船に乗り込み、船室に案内されれば、ベットの上に素敵な毛布たたみが。
これぞ、シーマンシップ!身が引き締まる思い。
深夜出航、羽田の先までは起きていたが風の塔を越した辺りでベットへ。明るくなったので起きてみればおおきなうねりが。本船の揺れは独特なので、酔いそうな予感が。こういう時は、ひたすら寝るのが一番。食って寝ての繰り返し。一気に体重が増えそうな予感。

ローロー船は順調に北を目指す。それにしても北の海はほとんど船影が無い。西へ行く航路とは大違いだ。
見えるのは海また海。何回も往復していると、今は北上しているのか南下しているのか判らなくなることもしばしばとか。
途中のランドマークは、犬吠と金華山、あとは陸地とは縁がない
いるかの家族に時々会う程度でトビウオも飛んでいない平和な海。
平均18ノットで航海していくが、全く何も視界に入らないのは退屈なもの。DVDを借りてきて映画三昧、知らぬうちにコックリしていて、何回か見直してやっと全編を見る。自宅にいるのと基本的に変わらぬ過ごし方。
大きなうねりさえなければ海にいる実感は乏しいというもの。
最後の陸地接近ということで操舵室へ。鯔が埼をぎりぎり日没前に通りランドホール。この先はじぇじぇじぇの舞台だが、陸地にほとんど灯りはない。時折灯台の火と、イカ釣り船のライトが見えるだけ。
最後の一眠りが開けると北の国の玄関口、苫小牧に到着。
いよいよアイアンホースの旅の始まりだ。
それにしても寒い、1枚、2枚と重ね着をする。止まればそれなりに暑いのだが、走り出すとまだ春の気候。天気が良いのだけが嬉しい。これで雨でも降った日にゃ、寒さに震える道中となるだろう。日ごろの行いが良いと認めてくれることを願おう。
無事に札幌に到着。
8月1日から3日に掛けての出来事

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