毎日の日々を綴るのは、習慣化すればさしたる苦労もいらないが、いつもと違うことをするのには大変なエネルギーを使ってしまう。
したがってブログも一時中断状態だった。年度末に合わせて大身辺整理大会開始。現役の時は、拘束されていたが、それなりにリズムがあった。やれ、保護者会だ、公開研究会だ、と仕事場を火事場の馬鹿力で一気に片付けるのは、特技でもあった。今や、一介のしがない自営業者。自分で仕事もコントロールすればいいので、それを言い訳に、また生来の怠け癖も加わり片付けは慢性的に滞りがち。でも、ここでやらねばと一発奮起。その結果、精神障害症状が出るほど疲れきってしまった。周囲には多大な迷惑を掛け申し訳なし。
追いつめる毎日、春のサクラもいいが、もっと好きなのは菜の花。どこからか童謡が聞こえてくるような日本風景がいい。武蔵野はそういう意味で落ち着ける住まい。海は見えないが大地がある。こういう風景を見るのが唯一の息抜きだった。ふう。
片付け3日目、散乱していた物を整理し、やっとヨット用品コーナーを作った。いつでもヨットギアは準備万端なのだが、ここ数日左腕が上がらず辛い毎日。海へ向けてのリハビリの日々が続く。また
片付けをしていると思わぬ物を発見する。ずっとお借りしたままで気になっていた書籍を見つけた。急いで恩師の元へ。一抹の不安はあったが、94歳の先生はご健在。アトリエは昔のままだった。
20年近く返し忘れていた事を心から詫びたが、先生は優しく出来の悪い教え子のことを許してくださった。涙が出て止まらなかった。このご恩を誰に返そうか。どう見ても精神的には、多額の借金を残して旅だちそうな気がする。それほどお金に出来ない宝物をいただいて育ったように思う。本当に恵まれていたな。時代背景もあったのかもしれない、物は貧しくても豊かだった日本が懐かしい。
さて、明日から気分一新、新年度に向けての仕事を開始しようと思う。遅すぎるスタートだが追いつかなくては。
4月1日から3日にかけての出来事。
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