北風の強い日。そうか、今日は旗日であった。久しぶりの母校TK大へ。校舎は建て替えで見違えるほど立派になりました。こう近代的になると、かつての薄暗いオバケ屋敷が懐かしかったりするから不思議なもの。すっかり様変わりしてしまったが、ロビーのキリンさんはそのままだった。立派な駐輪場にパーク、安心してシロクマさんを駐められます。
さて、今日は学校心理士の研修ポイントを貯める為に研修会に参加。学会には入ってないので3000円也の参加費は痛いなと思っていたら、何と本日の講師は私の院時代の著名な先生。シロクマ君理論で有名。シロクマ君の絵を見せて、目をつぶって、この絵の事を頭の中から消し去りなさいというと、いつまでも絵が頭にこびりつくという話。マスターの当時は、全くといっていいぐらい先生の授業内容が理解できず、結果試験ではいつも最低点。当時の私は突出した劣等生だった。同級生が心配してくれて代替えのレポート出した方がいいよ。私が書いてあげるからとまで言ってくれた逸話があるぐらい。
ところが、ところがである。今日聞いた話の全てをウンウンと頷いて聴くことができた。一気に深い靄が晴れたよう。やはりこちらが問題意識をもった時に初めて学習は効果を出すようだ。まだ初学者のうちは訳が解らなくても当たり前。そう考えると自分の学生への接し方も考え直さなくてはなあ。そして、たった3時間の講座でもハートを射貫く先生は素適だ。自分も存在感のある教師にならなくては。今日の講師の恩師曰く、素適な人生は楽しい仲間と、やり甲斐のある仕事の両方があって初めて成立すると。なるほど、ハーフリタイアも悪くはないが、少し真面目に働きたくなった今日この頃である。鉄の馬のシロクマ君に乗っての帰り道は凍てつくように寒かったが、ヘルメットの中は、ホカホカした気持ちでいっぱいになった。
2月11日の出来事。
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