2009年8月31日月曜日

おまけの一日

台風11号の行方が気になるも、裕次郎カップの疲れで爆睡。しぶしぶ5時半起床。あと半年、早起き生活を我慢せねば。インターネットでお天気ページを確認。あー、警報は出ていない。注意報はすぐに出るが、警報レベルに達するのはまれである。朝6時の時点で東京23区に警報が出ていれば自動的に休校。期待したが甘かった。しぶしぶ登校準備。そこにケイタイメールが。学校からの緊急メールだ。今日は臨時休校。やったーーー!裕次郎にまじめに献花したので。ここまで運が続くのか?ところが、ところが10分後に魔のメールが。職員は可能な限り出勤の事、ただし無理はしないようにとの事。しばし熟考。無理して出勤してはいけないと判断。しかるべき連絡を手早く済ませ、また夢の世界へ。思わぬ、おまけの夏休みだった。さて、明日からあと半年頑張らねば!

2009年8月30日日曜日

充実!夏の終わり

いよいよ夏休みも大詰め。日曜日は裕次郎メモリアルのレースに出るため、グループ展は中抜け、一足早く打ち上げとさせていただいた。名古屋勤務のT君がご夫妻で来てくれ、そのまま打ち上げに合流。学生時代から変わらぬ人柄で、初対面の連中の中にもすんなりと溶け込む。一種の特殊技能であるが、歳を経ても変わらぬところがすごい。かねてから行きたかった三段腹ーサンギョプサルーのお店へ。安くて本格派。充分に英気を養った。翌朝は早朝、葉山までセールを取りに行かねばならぬので駒場のホテルに宿泊。ちょっと疲れが溜まっていたので、ぎりぎりの5時半に起床。念のため目覚ましをセットしたが3分前に起きた。ETC割引を利用し、珍しく東名経由。これが早朝故にすこぶる快適。台風接近でノーレースかもと思いながら海へ向かう。ロフトの猫ちゃんが餌をねだるので、応じてあげたら自分も腹が減ってきた。逗子方面へ少し戻り24時間営業のファミレスへ。とろろ飯でスタミナを付ける。ハーバーへ着いたが、強風予想だし、台風非難の漁船が入港しているので出場を仲間と検討。とにかく外へ出るだけはということでスタート海面へ。かなり吹いている。北風なので海が平らなのがせめてもの救い。スタート前に献花、黙祷をする。裕次郎の23回忌に当たるのだ。何とか折り返しの葉山までは片上りで行けそうなので参加を決意。というより回りが止めないのでリタイアする口実がない。スタート前にジブが開かぬアクシデントがあったが何とか解消。25ノット平均の風の中をワンポン、レギュラーで頑張る。メンバーが4名というのが辛い。ヒールしてもなかなか起こせない。一度のゼネリコ後にクリアスタート。結構いい艇速が出ている。それほどの差もつかずいいポジションをキープ。これはマストチューニングをした成果だろう。でも30ノットを越えるブローを食らうと簡単に操船不能に。何度か危ない目にもあいながらも葉山のマークを目指す。艇団はあまりバラけず、何艇かを追い越し折り返し。後半は熟練の猛者はどんどんスピンを揚げるが、トラブルを避けリーフ解除のみで対応。それでも時折ブローチングをする。スピンを揚げた艇はどんどん下へ落とされているので、最短コースを上っていく。とうとう一番上へ出た。スピンを揚げぬ艇も下して行くので不思議だなと思っていたら、おかしな動きで大きく下す船を発見。その艇の行く先には中間地点のマークがある。しまった。もしかしたらあのマークは沖を通るのでは。それでも信じられなくて帆走指示書を確認。マークの沖を通れと指示がある。あー、これでリタイアか。ここまで何度かきついブローチングを食らいながら頑張って来たのに。舵を持っていたK先輩が、いや戻るという。どんな成績になってもフェアプレイで行こうという。すかさずタック。みんなが南下しているのに北上。さぞや回りの船は驚いただろう。およそ15分以上も損をして戦列復帰。ゴールも文字通りブービー。それもしんがりと数メートル差。とにかくこの海でゴール出来ただけでも満足。不思議とビリでも気にならず、むしろ爽快感があった。何艇かは間違いに気付かずそのままゴール。もしそうであったら何と後味が悪いことだっただろうか。あの場で戻ろうと言ったK先輩のシーマンシップに感服。さすが中学生から半世紀ヨットに乗っているだけのことはある。台風の為雨がぱらぱら。とにかく腹が減ったので船台の下の地べたに座り込んでおにぎりを食べる。やはり、どう見てもホームレス風体のグループである。マンションで入浴。パーティーぐらい早い順序を取ろうと三崎へ。すでに10数名並んでおりファーストフォームは逃したが、先着30名の中に入っており景品をいただき一同ホクホク顔に。現金なものである。型どおり挨拶が終わり食事タイム。これは絶好のポジションからファーストフォーム。こういう勘だけは相変わらず鋭い。景品タイムが終わり成績発表。これには縁がないとトイレにでも行こうかと思ったら、何とブルーリボンと呼ばれたではないか。クラス3位。台風のため出場を取りやめた艇が多かったのにも助けられたが、あの海況で走り抜いただけでも立派と思おう。あのコースミスがなければ
ダントツのクラス1位であったが、たらればを言わないのがレースの鉄則。3位でも大満足。久しぶりのカップを手に入れた。最後の大物抽選ハワイ旅行はさすがに外れ大雨が降り出した中を帰路へ。高速に入ったらIQを見つけた。まだ珍しい車だ。ナンバーは・15X、私の・15Xとお仲間だ。レースでは勿論S君の前を一度たりとも走ったことはないが、ターボでひと踏み大人げなく抜き去った。雨はますます激しく、風も吹きつのっていった。

2009年8月27日木曜日

感動です!

書き尽くせないぐらい大変で嫌なことがあった今日。帰ってきたらブッシュ名人から夢のような写真が。一気に疲れが吹っ飛んだ。来年から始まる自由時間を大切にしよう!

2009年8月26日水曜日

過剰反応

楽しみにしていた林間学校が突如中止!延期でもなく中止!理由は日本全国にインフルエンザが流行しているので、校外宿泊学習は慎むとのこと。では東京にいれば安全なのか。地方へ行くよりも遥かに大勢の人間と接触する通学は危なくないのか?全く理解に苦しむ。個人的にはモンキー君をバスのお腹の荷室にいれるべく改造。やっとうまくいったのに。緑の草原を駆けめぐる夢は文字通り夢の世界となった。やるせない思いでいっぱい。日本人はどうかしている。

2009年8月25日火曜日

青山初日

今日はグループ展の初日。目の怪我を言い訳にして午後早めに画廊へ直行。青山も随分変わったものだ。昔、霞町(今の西麻布)にあったルコントはビルの中に。でも雰囲気は変わらない。濃いめのフレンチコーフィーとラムどっぷりのサバランを頂く。40年前にタイムスリップ。続いて画廊の近くを散策。空き地が多いのにびっくり。もっと昔へタイムスリップしたみたい。画廊は初日にて、人の往来ひっきりなし。お子様のお行儀の善し悪しがはっきりと判別できる。これが家庭教育を反映していることは明白。学校だけでは手に負えません。今日は、ヨット関係者の来訪も多数。K監督、C先輩、旧友K君に加えS先輩も駆けつけてくれた。皆で打ち上げの予定だったが、ヨット連の気迫に押されたか、仲間は退散。結局海の仲間だけで2次会、3次会。最後はジャズの生演奏を聴きながらこっくりこっくり。明日が早いので途中で中座したが、いい時間を過ごすことができた。目の痛さはしばし忘れた。

2009年8月24日月曜日

目にいい?


治りかけだからか、点眼薬はかなりしみる。痛みがあると煩わしい。テレビは目が疲れるので御法度。気分転換に散歩をした。新座は何処へ行っても畑、また畑。隣町の清瀬には果樹園が多く。梨や葡萄が食べ頃になっていた。もうひとつの楽しみはブルーベリー。目にいいという効能を信じてブルーベリー畑へ。摘み取る手間が大変なのか、小さなバケツをもらって自分で摘み採る。といっても熟しているのは簡単に落ちてくる。畑は網で覆われているが上空からカラスや雀が狙っている。30分もしないうちに小さなバケツが一杯に。適当に疲れ、蚊にも刺されたところで終了。パックに移して軽量。山盛り一杯で800g、金1600円なりだった。農協で買うと2倍、スーパーの店頭に並べば3倍、4倍の値段。こういう時は、田舎に住まいも悪くないと思う。これは、しばしば登場するフレーズだが、これも時間がある夏休みだからか。それも今日で終わる。淋しい限りである。

あっ!

昨日はグループ展の搬入日。ここ数年は南青山の裏町にある小さな一軒家画廊が会場。昨日は人出不足につき、お手伝いが2名。一生懸命やってくれるが、女性特有のお喋りが多く能率は今ひとつ。せっかちな私には、ストレスの基かも。取り付けの段取りができていない作品を預かっていたので、それと格闘。隠し釘で細工をしたが、壁の構造材に当たったか、うまく釘が入らない。そこで、曲がった釘の頭をペンチでカットすることに。老眼の悲しさ、メガネを外してそれをやったので・・・痛っ!釘の頭が目に直撃。とっさに瞼は閉じるようになっているが、当たった後では間に合わない。一晩過ごして痛さが出てきたので眼科医へ。最新機器で黒目についた傷の拡大写真まで見せていただいた。今日は安静に過ごそう。眼科医隣の処方箋薬局へ行き、点眼液を2種貰う。お仕事柄危険が多いと思いますが気を付けてと慰められた。どんな職業に間違えられたのだろうか。

2009年8月22日土曜日

旗の無い結団式

今日は蒸し暑かった。午前中、まずはモンキー君の回送。ミニバイクでも木陰を走ると気持ちがいい。都心に近づくにつれ熱風が押し寄せてくる。やはり田舎暮らしは素敵だ。整体で治療を受ける。土曜日はさすがに混んでいたが、待ち時間はゼロで助かった。30分ほどで保険治療分は終了。延長してもいいのだが、保険診療料金600円で充分とみた。腹筋、背筋を鍛えろとどこでも同じことを言われる。わかっていながらも、なかなか出来ないものだ。午後はカナダのレースの結団式があるので、館山まで高速バスに乗る。房総線の特急は無くなってしまったのか淋しい限りだ。バスの便は思った以上に良い。東京駅から、かっきり2時間で館山駅前に到着。しかし、市内の地理に不案内でTAXIを利用し散在してしまった。結団式といえば、旗なんかに血判状でもするのかと思いきや、過去のレースのスライド上映会だった。ナショナルチームと言っても、みなリタイア組で10日間の時間がとれるオジサンの集まりであった。ヨットをする連中独特の癖ありの人もいて疲れたが、団長が穏やかな方なので、ついていくことに。油壺で乗っていると解らないが、地方は地方のプライドもあり、またその地域独特の結束も堅いとみた。まあ、気楽に海外ヨットウィークを楽しむとしよう。来年6月が本番だが、パーティーの出し物を、ドジョウすくいにするか、力士の土俵入りにするかなど真剣に話し合っていたのが、微笑ましかった。遠方にてという言い訳で会を中座。帰り着くまでに3時間半。時間では油壺と大差ないか。帰宅したらマストオーバーホールの請求書が。予想を大きく上回る金額。明細をみれば、それぞれは納得の金額。でも仲間にどう説明しようか。

2009年8月21日金曜日

地平線

今日は貴重な平日のお休み。作品を仕上げるべく朝から頑張った。夏のクルージングの印象を9枚の作品に修めることができた。アクリル画は初挑戦だったが、それなりに冒険もした。短い時間だったけど、例年よりも製作に打ち込めたのは来年から始まる自由人モードに半分突入しているからか。我々の業界は夏は研修会が花盛りだが、一切それを打ち切れば結構時間があるものだ。製作中の作品を乾燥させる間、自転車を漕ぎまくり、いい汗をかいた。渋谷住まいとの大きな違いは地平線を意識できることだ。渋谷では空を切り取る面白さがあったが、やはり大地と共に生きる醍醐味には敵わない。30分ほど漕いだ後のシャワーは格別旨かった。

2009年8月20日木曜日

嘘のように

朝起きたら脚が攣って動けない。またやったか。夜中も苦しくて寝返りばかり。寝不足で朝を迎えた。どうやら疲れが溜まると脚が攣るらしい。今日は外部に公開の一日研修日だったが、午前はパスすることに。数時間ゆっくりしたら脚のシビレは取れた。通勤ラッシュを外して重役出勤。中途はんぱなので、お昼を食べてから行くことに。ターミナル駅のデパートの広告に惹き付けられた。夏のスペシャルハンバーク特集。食堂街すべての店でハンバークの特別メニューが出ていた。ハンバーク寿司など、大いに興味をそそられたが、結局はオーソドックスに洋食屋へ。黒豚と黒和牛、黒デミグラソースと黒づくめである。これまた、懐かしい味であった。気がつくと回りの席は女性の単身が多い。一人で食べるには外食が経済的なのかも。昼からの研修は閑古鳥。夏休みの真ん中に研修に来る人はまれだろう。マーケティングミスである。早く研修が終了したので、かねてから行きたかった整形へ。脚のシビレはやはり椎間板ヘルニアとの診断。スポーツ医学をマスターしているのか的確な治療。憂鬱だった脚のしびれが嘘のように軽快に。もっと早く来るのであった。糖尿病も無関係ということがわかり気分は一段落。夜はユニフォームのポロシャツを後輩に渡す為にワインバーで会う約束があった。それまでの間に銭湯に行くつもりで着替えも万端。ところがどこを探しても銭湯が無い。やっとビルを突き止めたが、銭湯はコンビニにすげ変わっていた。探して当たりをうろうろしたので蚊に刺されてぶくぶくに。肝心のワインは悪くなかったが、私のレベル以下のパエリャに大枚を叩いたのは惜しかった。

2009年8月19日水曜日

頭が動くか?

午前中は、卒業アルバムの編集会議。休みボケの頭は、なかなか機能しない。やっと一息ついたと思ったら、午後は大学の先生のところへ押しかけ難しい研究のお話。海ですっかり平常になった頭脳にはハードルが高かった。理屈をこねるよりも、まず行動。そういったスタイルの方が安心する。2時間を越える白熱の議論はまだまだ続きそうだったが、明日の公開講座の事務準備に救われ、一旦終止符。先生稼業も楽ではない。

2009年8月18日火曜日

社会復帰

カメハメハ生活をしていると朝起きが辛い。何時までに行かねばならぬというのがプレッシャーだ。昨晩は降圧剤と間違って精神安定剤をいつもの倍服用。夜中にトイレに立とうとして、すっころんでしまった。ヤクが効いてる状態か。船だったら落水必至だ。くわばらくわばら。今日は日直。芝の水やりから始まり、各教室の金魚の餌やり。お盆明けで飢えていたのかむさぼるように水面から跳び上がって食い尽くす。生きる性は恐ろしい。作品展示の準備やらなんだらで、一日があっという間に過ぎ退勤。帰りに出来上がったミニPCを取りに行く。修理カウンターは空いていたのですぐに用事が済むと思ったらあに図らんや、前の女性客がカウンター越しに食い下がっている。話の様子ではデジカメをトイレに水没させたらしい。水没させた状況を事細かに説明するが、誰がどうしてどなったかという状況はカメラ屋さんには関係ない。なのに、しつこくいかに私は不幸であるかを力説。こちらは有料駐車場の料金が気になってしょうがない。ちなみにカメラ屋のあるビルの駐車料金は最初は1時間単位で400円。すぐに済むと思ったので近隣の有料駐車場に入れた。そこで迷った。ビルの隣が15分100円、その手前が20分100円、もっと手前が30分100円。そこは最安値の広告付。20分が妥当と踏み2番目に入れる。長い話を我慢して10数分、やっと自分の番が回ってきた。引き取りに要した時間は1分30秒弱。慌ててエスカレーターを駆け下りくだんの駐車場へ。こういう時はサソリ号の左ハンドルが疎ましい。駐車券を入れたら1分以上の余裕有り。駐車料金100円也。つまらぬことに気を遣ったものだ。何事も人の迷惑にならぬよう気をつけようと我が身を省みた。そういえば、今日はサングラスも無事に入手。ただし金3990円なりは痛かった。4個目を無くしたらこのシステムは止めようと誓う。家に直行して自転車で近所のバリバリラーメンへ行く。帰ってから夏らしくフローズンダイキリを飲もうかと思ったらライムが無い。新座のスーパーにはある筈もなくレモンで代用。それなりに美味しかったがホンモノのライムには敵わない。今度築地市場でケース買いせねば。

2009年8月17日月曜日

痛っ!

早起きしてがんばったので作品第一弾が何とか完成。クルージング中の思い出を小さなフレームに入れてみた。ドックへ行くので朝食抜き。細々した展示準備まで完了。これで何とか格好がつく。あとは楽しみながら二弾、三弾ぐらいまで挑戦したいが、明日から仕事復帰。3週間のブランクから立ち直れるか。ドックはお盆中だからか例年よりも空いていた。今年までは補助が出るのでフルオプションを注文、血管年齢診断というものまでやった。痛い思いをするのかと思いきや、両手両足の血圧を測るだけ。こんなんで何がわかるのか?痛かったのは予想通り血液採取。もともと見えにくい血管が日焼けのため全く判別不能。これでも日焼けを防いでいたのに、どこでこんなに焦げたのかと嫌味を言われた。仕方なく手の甲から採取。これが痛いの何のって。採血室で大騒ぎをしてやった。もう少し上手に採れと言いたかったが我慢我慢。終わってしばし休憩室で横になる。雑誌を読む気にもなれなかった。そんなわけで終了はいつもと同じお昼過ぎ。終わったら旨い物でも食べるぞという意気込みもしぼんでしまい。ふらふらと当たりを彷徨う。飯田橋へ向かい、餃子の「おけい」へ。同じビルに4軒の中華が入っているが行列店は大勝軒と青葉、おけいはすぐに入れた。もう一軒は閑古鳥。おけいは中年以上の客が多く。昔の名残を楽しんでいるのだろう。食べ物写真が続きヒンシュクものなので、痛い注射跡を1枚。そんなもの見たくないか。

2009年8月16日日曜日

またやってしまった!

製作は今ひとつ納得できぬが、まずは材料調達に新宿の画材屋さんへ。校庭の芝生に水やりする約束をしていたので、朝早めに出発。お盆のせいか道は空いていて拍子抜け。早すぎたので馬場でコーフィーを一杯。これが失敗だった。年のせいか眩しくて目が痛い。メガネにマグネットで取り付けるサングラスは重宝している。唯一の問題点は、すぐに無くすこと。もう3個目である。コーフィーを飲んだ時にテーブルの上に置いたところまではしっかり覚えているのだが。新宿に着いてサングラスを外そうと思ったら無い!またしてもか。サングラス入れの袋が虚しく車のサンバイザーに挟まれている。一気に落胆。気落ちするが買い物だけは済ませて早々と帰宅の途へ。途中オーバーサングラスを手に入れようかと荻窪へ寄るが、取り寄せしかないという。表に出たらお肉の焼けるいい匂い。ふるふらと入って1000円ステーキを食べてしまった。値段相応であるがジュージューしているところは美味しそう。しまった!明日は人間ドックだった!!

2009年8月15日土曜日

前途多難

クルージングの思い出を作品にと意気込んでみたが、あの感動はなかなか表せない。最後のグループ展なので、誰かにプレゼントする事を目論んでタイル画に挑戦している。下田の街で見かけてやってみたくなったのだ。ところが、なかなか思うようにいかない。色を重ねようとすると剥げてしまうのだ。半日灼熱のアトリエに籠もって考えた。えぃ、ままよ!とっさに思いついた裏技。さてうまくいきますやら。これからはお陽様との勝負。昼間の自然光で描きたい!ライトの光では、どうしてもうまくいかぬ。来週から出勤。さて、これからは時間との勝負。最後ということで何人にも案内を送ってしまったので、後には引けぬ。いよいよ困った!

2009年8月14日金曜日

庭の稔り

しばらく留守にしていたら、庭のトマトが色づいていた。これは、トマトジュースが旨いという特殊なトマトだ。暑い日なので、早速ブラッデイーマリーを作った。葡萄も美味しそうに実っていた。今年は結構甘くうまくできたようだ。クルージング気分から抜け出し、そろそろグループ展の作品作りをしなくては。題材は式根、三宅、大島にするつもり。ここ数日が勝負である。

揺れない寝床


帰宅した当日は元気だったが、翌日はダウン。寝ては起き、ふらふらして再び寝るの繰り返し。足腰が痛く、筋肉痛。これからは日頃から鍛錬しなくてはと痛感。あと10年はヨットを楽しむ為に節制した生活をしなくてはと思った。それにしても深夜までやっているテレビは生活リズムを崩す。やはりお日様と共に生活しなくては。今日はクルージング中作るつもりでいたパエジャ(北スペインではパエリャ)を作った。材料はずっと持ち歩いていたのだが、蒸し暑さに負け続けていたのだ。8月13日の出来事。

2009年8月13日木曜日

帰港

いよいよクルージングも最終日。台風の影響か結構寝ている間も揺れた。そして蒸し暑い。夜中に風が北に回り急にお腹が寒くなった。皆に毛布を掛けて回る。台風がだんだん遠のいていくのだろう。4時半に起床を掛け、5時過ぎに出航。明け方の海に初島がくっきり。波は小さくなったが、やはりうねりは残っている。なるべくセーリングに近くエンジンは最小限にしてジブも展開。途中風が落ちてしまって後半は機走に。相模湾は広く横断するのは単調。なかなか初島や伊豆が小さくならない。だんだん南が強まると読んだが、その前に三浦がくっきり。11時過ぎには入港できた。漁船の非難は数艇のみ。たいした影響はなかったのか。ずっと曇りで涼しいというより寒い海だったのが着いた途端に真夏に。片付けで二汗も三汗も流した。準備も大変だったが、現役3人に手伝ってもらわねば到底できなかった。徹底的に大掃除。毛布は纏めてクリーニング屋へ直行。油壺は海水浴客で一杯。バスも立ち席で渋滞。3時間かかってやっと我が家へ帰り着いた。8月12日の出来事。

うわーーーっ!


ハーベストでやることはいつもと一緒。風呂、飯、寝る。これだけ。今日も早々に倒れ込んだ。船と違って乾いていて快適に睡眠。zzzzzzzz・・・・・・突如起こされた!揺れてる揺れてる!
うわーーーっ!うわーっ!とてつもなく大きな声が出る。地震だ。このままホテルが倒れるのでは!オジサン達は大あわて。ドアを開け逃げる用意を。次に揺れたら非難かと思い、まずはトイレを済ませ。着替える。津波が心配だがケイタイはすべて通じない。展望浴場から港が見えるので階段を使って上の階へ。風呂場へ入ろうとしたら昨晩の男風呂は日付が変わって女風呂へ。入るのは諦める。あとから聞いたら現役は何も感じず寝ていたそうだ。テレビでニュースをむさぼるように見る。5分ほどで速報が。その後、2時間はテレビに釘付け。のりピーの話題も台風9号の報告もぶっ飛んだ。部屋は10階建ての9階だったので振幅も大きかったのだろう。台湾でホテルが倒れた映像が妙に心に残っていて恐怖心を煽る。それでも雨がすごいので部屋を動かず、チェックアウトまで居座る。お昼を現役と一緒に食べてオジサン連は解散。私一人が残る。台風は東へ向かい影響は今夜だけとみた。明日は早朝出て早めに壺へ帰ろう。8月11日の出来事。

暗い海を伊東へ

どうも台風のスピードが落ちたらしい。明日の午前中まで影響が出そうだ。今ならば南風。伊東のハーバーは満員だが、この台風でキャンセルが出ると踏んで出航。爪木の悪い波は最悪の状態。台風独特の大きなうねりもある。空は真っ黒。ポツポツ落ちてきた。夏クルとは思えない気味の悪い海を北上。陸まで1マイル程度なのに何も見えない。せっかくのフリーなのでジェネカーを揚げて見る。なかなかいい走りだが、艇速はいまいち。伊東の入港が心配なので機帆走に切り替える。結構時間がかかって夕刻伊東に入港。案の定キャンセルが多数出たとかでゲストバースはがらがら。台風接近で蒸し暑く雨も降っているので現役を船に残してオジサン達はハーベストクラブへ。こちらも満室の筈がこの天候でキャンセル続出とのこと。8月10日の出来事。

2回目の下田

朝4時にオジサン達の目覚ましが一斉に鳴る。4時半過ぎには船に。現役も早寝したのか、もう起きている。一路西伊豆沿岸を下る。定番となったシリアルモーニングを頂く。良い潮に乗っているらしい。位置出しの練習などするうちにあっという間に波勝。やはり早起きはいいものだ。この2時間は大きい。妻良の場所を現役に教えて、いよいよ石廊越え。行きと同じ根の内側を通る最短ルートを選択。伊豆のブランケを抜けて若干風は上がり16ノット。しかし東。進行方向から風が吹いている。昨日から台風8号の影響か大きなうねりが押し寄せていたが、ここではチョッピーな波。慎重にコースを選ぶ。久しぶりのTS氏、舵を持ちはしゃいでいる。後輩が沢山乗っていて気分が高揚しているのか、特に若いお嬢さんが乗っているとそれは増幅されるようだ。このはしゃぎぷりは翌日の下田の朝まで続くことに。水深10mラインを切って冷や汗が出たが無事暗礁地帯を過ぎる。ヨットが一杯見える。こんなに台風非難していたら、もう泊めるところがないのではと心配していたら、どうも様子がおかしい。トランス相模ヨットレースのスタートだった。このまま壺まで行こうかと一瞬考えたが、ま上りなので着くのは明け方か。無論、犬走島へ船首を向けた。下田ボートサービスのバースはがらがら。後からガン太さん、それに須賀さん、馬渡さん、大森さんのハッチャー、片桐さんのシャローム、笠井さんガキ大将などOB艇大集合となった。下田の街はお祭りで観光客が多くにぎわっていた。ここで台風をかわすつもり。邪宗門でコーヒーを飲む。8月9日の出来事。

西伊豆へ

またしても濃霧。大きな本船がボーボー霧笛を鳴らしている。負けずにフォグホーンをと思ったが用意だけにした。行きと違いそよそよ微風。なるべく帆走していくことに。視界が良くなり富士山が頂上だけ出した。駿河湾でみる富士山はどこか雄大だ。やがて対岸が見えて来て本日の目的地、安良里へ。漁協が経営するヨットハーバーもあり、2000円なりを支払えば一等地に係留させてくれる。加山雄三効果なのだろうか。最初予定していた民宿は手違いで一杯。代わりに紹介してくれた宿は由緒あるところなのか、プライドが高くサービスは良くなかった。ここで新たな台風情報をキャッチ。PCは液晶がダウンして使えなかったのでケイタイが役立った。南の海に留まっていた熱低が台風に発展しそう。これは危ないと明日の妻良の民宿をキャンセルするために電話。キャンセル料をどうしようかと考えながら電話したら、危ないから止めた方がいいと向こうから言い出してくれた。これは深刻な事態かと明日は早朝出航を決める。夕食後直ぐに就寝。大体、宿に寝た時は、食べるか寝るか、そのどっちかしかしていないが、すぐに夢の世界に突入した。8月8日の出来事。

清水の休日最終日


今日は、夕食を現役にご馳走してあげる約束。外食は経費もかかるので船で作ることに。朝から高野豆腐に挑戦。といっても水に戻し出し汁と煮るだけ。エアコンが使えるハーバーなので助かる。あとはしらす飯とマグロ切り落としの漬けをホットプレートで焼くことに。清水名産を揃えてみた。買い出しや夕方の買い物の予約を済ませドライブへ。まずは海洋博物館へ。併設の缶詰博物館が面白かった。ツナ缶の裏番組としてミカン缶詰をつくったのも清水が始まりとか。そういえば昔はリンゴの水煮缶詰というのもあったなと、展示されてたリンゴの皮むき器を見て懐かしく思い出す。その後日本平へ行ってみた。確かに清水湾が一望。でも霧がすぐにかかってしまう。時間があったので木下サーカスを見る。あまりの混雑に並ぶのがいやで指定席を買い無駄な散在。キリンさんの顔が2メートル先に来て目があったのは興奮。動物さんもショーに出ているお姉さんも相当年季が入っていたが、楽しめた。テントの中の熱気にやられ途中で退散。指定料金が勿体なかった。静岡まで行ってドライアイス7kg購入。これで数日氷は溶けない。夕方、現役を迎えに駅へ。待ち時間に床屋へ行った。3丁目の夕陽の世界へタイムスリップした床屋さん。なめし皮に使い込んだナイフを往復させ髭揃えの始まり。都会のお店のようにお愛想も言ってこないので安心して熟睡。あまりに丁寧なので料金が心配になったが1800円なり。暮らしやすい街だ。
ブルーリボンのオジサン連も到着。船は満員なので駅前のホテルに寝てもらう。明日からいよいよ後半戦のスタートだ。8月7日の出来事。

2009年8月6日木曜日

清水の休日その2


昨晩は後半組のために宿探し、といってもPCがあるのでネットから探す。悪いことに夜中でも通じるので結局明け方近くに奮闘。何とかいいアクセスと、清水のお魚を堪能していただけるコースを設定できた。私は現役が復帰するので宴会はパス。船番となるつもり。今日は自転車を借りて散策するつもりが、お空が怪しいのでレンタカーを入手。値切ってディスカウント、配車引き取り交渉も成功。あとで聞けばハーバーと同じ経営者。この町は全てが一企業に独占されている。買い出しや明日の準備に奔走。昼は、ミニ築地のような魚市場へ行った。観光地化されていて、まぐろの店は行列。場内?の定食屋へ入る。真イカの甘辛煮にワカサギフライなどがついた定食800円なり。B級のおいしさだった。夜は軽めにミニとろろそば。明日はどこへ行こうか。喫水線あたりの汚れが気になるが、この水面では泳ぐのははばかられる。遠くからデッキブラシで擦ったに終わった。

2009年8月5日水曜日

清水の休日その1

今日は清水逗留一日目。午前中はW氏友人が来て軽くセーリング。適度な風なれど視界が悪い。昨日いじったステイはいい感じ。ウインチも動作OK。まずは、昨日の仕事がいい結果でやれやれ。W氏はオートヘルムとGPSの調整に専念。機器に弱い我々にとって得難い戦力とみた。2時間ほどでハーバーへ帰着。W氏友人のご厚意に甘えて静岡見物。静岡といえば、登呂遺跡。回りに古代米の水田が復元され雰囲気作りに努めているが、南に東名高速北はマンションちょっと興ざめ。こればかりはしょうがないか。静岡駅で車から降ろしてもらい買い出し。脚が攣ってきたので、たまらずスフレ足裏マッサージへ。短時間だが気持ちがよく寝てしまった。夜はこのハーバーを紹介してくれた後輩M氏とハーバーマスターが加わり宴会。街中を流れる巴川は趣がある。その川辺にある料亭へ。地の魚料理を堪能した。船に戻って早めの就寝。明日とあさっては一人住まい。それはそれで悪くない。明日は何をして過ごそうか?

2009年8月4日火曜日

前半のゴール!




田子を出て、しばらくはのどかな海。今日もエンジンかと思っていたら、急にいい風が吹いてきた。ジェノアアップ!いや、ウエイト!さらさらと強いブローを感じる。レギュラーセット。まだ軽めの風だ。ところが伊豆半島から遠ざかるにつれてじわじわっと腰のある風が。やっぱりレギュラーで正解か。突如、大きくヒール。風はどんどん上がる。ワンポンリーフ。それでもバシャバシャン。昨日洗濯したばかりなのにまたもやずぶ濡れ。たまらずツーポイントリーフ。28ノットの上り。どうも地形特有の吹き出しのようだ。駿河湾の向こうは霞んでいるのに。案の定、真ん中当たりで風は落ち、リーフ解除。とりあえずワンポンへ。やがてフルセール。落ち着いたので、ちょっとおやつを作る。バナナにヨーグルト。秘密の液体をワンダッシュ!船のおやつとしては上出来か。やがて清水へ入港。ここは立派なハーバー。前半が終わり、しばし逗留。学生さんは一旦、帰宅。電車賃のもったいないオジサンは海上生活。ホームレスと間違われぬようにしなくては。このあと不調だったウインチ修理に挑戦。いいところまで行ったが最後はプロの手を借りた。リギンの調整もしておこう。8月4日の出来事。


石廊越え

今日は久しぶりの晴れ!しかも追い風。石廊崎までの暗礁地帯は慎重に通る。現役さんに一つずつ暗礁の名前を教えるW氏。私も久しぶりでなかなか名前が出てこないが、不思議と形は覚えているものだ。現役と一緒にレクチュアーを受ける感じ。西伊豆へ回ったら一気に無風に、やむを得ずエンジンで走る。西伊豆の風景を楽しみつつ北上。M子だけがナビ練習に忙しい。田子島を大きく迂回し、田子港へ入港。昔はカツオ船の基地として栄えていたそうな。その名もさかな屋食堂というところで昼食。カツオのはらみがあったので注文。冷凍したのをさっと炙るそうだ。これが美味。日本酒が欲しくなったが昼間なのでロックで注文したら。このサイズ。結局かなりの量飲んでしまった。8月3日の出来事。


どしゃぶりスピンラン


波浮で4年生のM子が登場。これで現役は3名に。2年のM君はスキッパー練習。1年のT君は優秀なクルーを目指して頑張る。M子は酔わぬのでナビ担当。大島から下田へは追い風で楽なレグを期待していたが、雨、また雨。時折土砂降り。何で、こう辛いことばかり続くのか?
いい風の中でのスピンラン。オジサン連を含めていい練習になりました。風が上がりスピンダウン。また新しい技をブッシュ名人から教わる。頭でわかっていても、なかなか動きがついていかぬのが歯がゆい。
そうこうしているうちにペリー来航の地。下田に到着。雨がすごくオーニングの中で記念撮影。名人とドナルド&グーフィーは下船。替わりに有能なクルーW氏登場。下田では電気のある暮らし。夜はホットプレートで焼き肉三昧だった。
8月2日の出来事。

無念のレース


朝5時半に起床。まあいつものことだけど。緊迫の7時時報スタート。まずまずの出だしだが、相手のG4はさすがに順風だとぐんぐん前へ行く。G4がまさかのタック。あとで聞けばいい潮に乗ろうとしたとか。どんどん差がつく。この差は少しずつ開く一方。途中、風があがりジブ交換。久しぶりのオジサンクルーはあたふた、ばたばた。それでも仕事はきっちりこなす。そのうちに風が落ちまたジブ交換。

この後セールが破け、信じられないことに洋上ジブ修理。VOLVOオーシャンレースでもあるまいに!また上げ、また下げ、ヘビージェノアもトライ。最後の最後、大島に取っついたら一番恐れていた微風。強い潮は覚悟していたが、風まで落ちるなんて。スタートから9時間頑張って上ってきて、手が届きそうなところにあるゴールのブイまで辿り着けない。ぷかぷか、どんぶりどんぶり波間を漂うのみ。プー無情のタイムアウト。9時間30分の健闘もここまで。今日も潮まみれ。DNFは落ち込む。波浮にアンカリング。趣のある港の風景が慰めてくれているようだった。8月1日の出来事。

三宅に着いた


式根島の野伏港から新島がくっきりと見える。風は北がぶんぶん吹きそう。案の定出たら25ノット以上の洗礼。上り一杯でないのが救い。ますます吹きつのるが、三宅のブランケに入り一段落。今日も全身ずぶ濡れ。風呂が美味しい。先着G4で借りている宿のワゴン車を拝借。島内一周をする。まだ熔岩は多いが、緑もそれなりに。時折硫黄くさいにおいがするのはやむを得ない。島の東側の展望台で一堂記念撮影。明日のレースはまだ北が吹くのか?7月31日の出来事。




上陸

来ました来ました。南の島、ここは南太平洋と言っても通じる海の藍さ。実は東京都式根島。吹の江という入り江にアンカリング。打ったアンカが見えている。気持ちは若い友人2名。海水浴場を目指して上陸。小さな浮き輪に乗ったドナルドとグーフィーの両おじさんは、岸に着いてから崖上りの大冒険をしたとか。結果、真っ暗な入り江で一晩過ごすつもりが港にいれて民宿へいくことに。それが実は大正解。
このあと、北に風が変わり、そのまま入り江にいたら危ないことに。
民宿の畳がうれしかった。明日は、三宅行き。このまま北風が続くかどうか。
7月30日の出来事。まだクルージングは始まったばかり。

辛い夜

7月29日  夜10時の天気図を確認して出航。出だしは追い手で網をかわす。結構吹いている。暗闇を飛ばすのは怖い。やがて船首を伊豆へ向ける。ワンポンリーフ、スピードはあるが斜め世界の始まりだ。波は南なのでうねりを伴いどんどん悪くなる。新入生のT君は苦しそうにはき始めた。新人さんには辛い海だ。ざぶんざぶんと波に当たりスプレーを浴びっぱなし。これで一体何時間進むのだろうか。夜はなかなか明けない、2時3時一番辛いころだ。ワンポンリーフでも辛くなり、たまらずツーポンリーフ、28ノット平均の風。時折30を越す。ヨットは頑丈だが、人間は弱い。弱音を吐きたくもなる。やがて空がうっすら明るくなってきた。4時半を過ぎた。このころから猛烈な霧が発生。どんどん視界が悪くなる。1マイルどころか500m先もわからない。突然左舷に何かが見える。コンテナヤード?こんなところに!大井埠頭でもあるまいに。現役に何もありませんよとたしなめられる。疲れて幻覚を見たようだ。これで果たして第一の目的地、式根島まで行き着けるのか。一旦稲取にいれて休憩と真剣に考えていたらブッシュ大先生、おまえは何のために来てる!と一喝!ひたすら我慢の上りが続く。そのうちに伊豆半島が見えだす。伊豆にとっついたら、ひたすら南下。このころから風も安定。爽快な上りが続く。潮に押されてずんずん南へ。稲取はかわせず一旦タック。あとはすいすいと式根を目指す。夜の悪夢がウソのような、滑るようなセーリング。辛い悪夢は吹き飛んだ。