.jpg)
いよいよ夏休みも大詰め。日曜日は裕次郎メモリアルのレースに出るため、グループ展は中抜け、一足早く打ち上げとさせていただいた。名古屋勤務のT君がご夫妻で来てくれ、そのまま打ち上げに合流。学生時代から変わらぬ人柄で、初対面の連中の中にもすんなりと溶け込む。一種の特殊技能であるが、歳を経ても変わらぬところがすごい。かねてから行きたかった三段腹ーサンギョプサルーのお店へ。安くて本格派。充分に英気を養った。翌朝は早朝、葉山までセールを取りに行かねばならぬので駒場のホテルに宿泊。ちょっと疲れが溜まっていたので、ぎりぎりの5時半に起床。念のため目覚ましをセットしたが3分前に起きた。ETC割引を利用し、珍しく東名経由。これが早朝故にすこぶる快適。台風接近でノーレースかもと思いながら海へ向かう。ロフトの猫ちゃんが餌をねだるので、応じてあげたら自分も腹が減ってきた。逗子方面へ少し戻り24時間営業のファミレスへ。とろろ飯でスタミナを付ける。ハーバーへ着いたが、強風予想だし、台風非難の漁船が入港しているので出場を仲間と検討。とにかく外へ出るだけはということでスタート海面へ。かなり吹いている。北風なので海が平らなのがせめてもの救い。スタート前に献花、黙祷をする。裕次郎の23回忌に当たるのだ。何とか折り返しの葉山までは片上りで行けそうなので参加を決意。というより回りが止めないのでリタイアする口実がない。スタート前にジブが開かぬアクシデントがあったが何とか解消。25ノット平均の風の中をワンポン、レギュラーで頑張る。メンバーが4名というのが辛い。ヒールしてもなかなか起こせない。一度のゼネリコ後にクリアスタート。結構いい艇速が出ている。それほどの差もつかずいいポジションをキープ。これはマストチューニングをした成果だろう。でも30ノットを越えるブローを食らうと簡単に操船不能に。何度か危ない目にもあいながらも葉山のマークを目指す。艇団はあまりバラけず、何艇かを追い越し折り返し。後半は熟練の猛者はどんどんスピンを揚げるが、トラブルを避けリーフ解除のみで対応。それでも時折ブローチングをする。スピンを揚げた艇はどんどん下へ落とされているので、最短コースを上っていく。とうとう一番上へ出た。スピンを揚げぬ艇も下して行くので不思議だなと思っていたら、おかしな動きで大きく下す船を発見。その艇の行く先には中間地点のマークがある。しまった。もしかしたらあのマークは沖を通るのでは。それでも信じられなくて帆走指示書を確認。マークの沖を通れと指示がある。あー、これでリタイアか。ここまで何度かきついブローチングを食らいながら頑張って来たのに。舵を持っていたK先輩が、いや戻るという。どんな成績になってもフェアプレイで行こうという。すかさずタック。みんなが南下しているのに北上。さぞや回りの船は驚いただろう。およそ15分以上も損をして戦列復帰。ゴールも文字通りブービー。それもしんがりと数メートル差。とにかくこの海でゴール出来ただけでも満足。不思議とビリでも気にならず、むしろ爽快感があった。何艇かは間違いに気付かずそのままゴール。もしそうであったら何と後味が悪いことだっただろうか。あの場で戻ろうと言ったK先輩のシーマンシップに感服。さすが中学生から半世紀ヨットに乗っているだけのことはある。台風の為雨がぱらぱら。とにかく腹が減ったので船台の下の地べたに座り込んでおにぎりを食べる。やはり、どう見てもホームレス風体のグループである。マンションで入浴。パーティーぐらい早い順序を取ろうと三崎へ。すでに10数名並んでおりファーストフォームは逃したが、先着30名の中に入っており景品をいただき一同ホクホク顔に。現金なものである。型どおり挨拶が終わり食事タイム。これは絶好のポジションからファーストフォーム。こういう勘だけは相変わらず鋭い。景品タイムが終わり成績発表。これには縁がないとトイレにでも行こうかと思ったら、何とブルーリボンと呼ばれたではないか。クラス3位。台風のため出場を取りやめた艇が多かったのにも助けられたが、あの海況で走り抜いただけでも立派と思おう。あのコースミスがなければ
ダントツのクラス1位であったが、たらればを言わないのがレースの鉄則。3位でも大満足。久しぶりのカップを手に入れた。最後の大物抽選ハワイ旅行はさすがに外れ大雨が降り出した中を帰路へ。高速に入ったらIQを見つけた。まだ珍しい車だ。ナンバーは・15X、私の・15Xとお仲間だ。レースでは勿論S君の前を一度たりとも走ったことはないが、ターボでひと踏み大人げなく抜き去った。雨はますます激しく、風も吹きつのっていった。
2 件のコメント:
s君は如何でした?
クラス3位おめでとうございます。エックスと同じ3位ですね!
高速で見かけない車だなとおもったら15xでした、気がつきましたよ!こちら、直進性には評判の高いIQですが、さすが雨の強風で走行車線をおとなしく走っていました。
SHARK x
コメントを投稿